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SWARRRMとGARADAMAによる『SHAKING IN AGONY - 阿鼻叫喚』は2010年に記録されているリリースのスプリットの中でも最も強烈な作品の1つだと思う。後のアルバム『FLOWER』に繋がる作品ではあるけれどSWARRRMに参加したTSUKASAさんの叫びはまだ「歌」を前面に出してはおらず理性をギリギリのところで保ちながらのたうち回るような動物的な雄叫びだ。それでも「誰にも 遠く 果てしない 空」での表現は何かが突き抜けていて、このスプリットでしか聴けない大名曲だ。そしてGARADAMAの音も凄まじく破壊的で、金属的なドゥーム/サイケデリック。爆発的なSWARRRMとは対照的に、押し殺したような感情の水面下に蠢く暗闇は無機質なようで未知の生物のような恐ろしさがある。こういったバンドの音はもう出てこないのかもしれないとすら思う。

tracklist:
1 –Swarrrm 序
2 –Swarrrm 孤高
3 –Swarrrm 花
4 –Swarrrm 誰にも 遠く 果てしない 空
5 –Garadama まどろみ
6 –Garadama 思ひ出
7 –Garadama ウェイ・オブ・ゲーム
8 –Garadama 賛歌