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1990年代の遺構ですね、フレンチハードコアの1996年作。
Vanillaのメンバーも在籍し、Jasemineとのスプリットもリリースしている。他作品は名門Stonehengeからの作品ですが、本作だけ何故かEbullition Recordsからのリリースとなっている。ギターの透明感のある不穏なアルペジオから幕を開けるが、「これは果たして激情なのか!?」という困惑が発生することは確実。やたらファンキーなベース/リズムと不穏なハードコアサウンドが合体した不気味なオーパーツが誕生した1曲目「Les Monstres」は必聴。その後の各楽曲もかなり凄い。これは誰も真似しようと思わなかったんだなと納得させられるオーパーツ感が最後まで貫かれた作品になっているけれど、これは今再評価されてもいいんじゃないでしょうか。

tracklist:
A1 Les Monstres
A2 Ici Et Maintenant
A3 Du Rire Aux Larmes
B1 Les Voix Du Silence
B2 C'est L'Époque Qui Veut Ça
B3 Pourquoi Faut-Il Que Les Hommes S'Ennuient?