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リリースする曲名、アルバム名すべてuntitledな為にめちゃくちゃ検索がしずらいフィラデルフィアのポストロックバンド、GODS&QUEENSのセカンド12"を入荷!
UNTITLED IIというタイトルも世間的にそう呼ばれているだけで、実際にはタイトルがないので入荷してみるまでファーストなのかセカンドなのかわからなかった。これは彼らなりの姿勢なのだろう。
シューゲイズ・ポストロックと書いてしまったが、実際のサウンドはもっと複雑怪奇なものでフガジ的なポストハードコアアレンジや、LUNGFISH、QUICKSANDといったバンドの影響を感じさせる。QUICKSANDは実際カバー曲も収録している。(カバー曲さえクレジットがUNTITLEDなのである)

ペンシルバニアといえば当ディストロではAlgernon CadwalladerやSnowingといったメロディックなエモシーンが盛んな印象があるが、このバンドはインディー臭バリバリなのでちょっと毛色がちがうようにも聴こえる。
しかし、実はメインメンバーであるJamie Getzは元LICKGOLGENSKY(うちでもペンシルバニアの偉大なる先人として7インチを紹介しています。だれも買わないけど)ということで、しっかり地元の音楽シーンに根付いているバンドだった。

彼らのファーストは結構重低音の聴いた90'sディスコード系を彷彿とさせつつ、独自のインディーエモセンスを注入した良作という印象だったが、本作品はよりメロディ、インディーエモ要素が強まりギターの奏でる美しい旋律はそのままに、やっぱり低音の効いたサウンドが特徴的。
空間の広がりを感じさせるアレンジはやはり経験地の違いか。
若いバンドほどの勢いはないが、確かに熱い男気を感じる、オリジナルのハードコアサウンドだ。

tracklist:
1 Untitled 8 2:17
2 Untitled 9 1:50
3 Untitled 10 3:37
4 Untitled 11 2:46
5 Untitled 12 1:41
6 Untitled 13 3:18