関連タグ: イタリア Sons Of Vesta ヴァージニア 2000年代 陰謀論 フリーメイソン サーフ ガレージ グランジ

ヴァーニジアリッチモンドより登場した変種ハードコアバンドです。
まず、ジャケットが宗教的というか陰謀論というかフリーメイソン的バリバリな雰囲気が相当気に入ったのでジャケ買いならぬジャケ入荷。
音の方もやっぱりかなりきわどい感じでハズレなし。

THE CATALYSTは音のジャンルで言えばカオティックハードコアに分類されるとは思うのですが、この手のバンドでは結構珍しいサーフロックやガレージ、グランジの影響が垣間見られ、やけにノイジーなサウンドと先読み不能な展開、不思議な雰囲気が魅力。いろんな音楽聴いてきたけど血気盛ん過ぎてハードコアフィルター通しちゃいました的なめちゃくちゃ感がGOOG!

NirvanaやFugazi,Sonic Youthといったグランジ、ポストハードコア、オルタナバンドの影響を述べたが、ギターリフやベースラインなど「Lars Ulrich's 1986 Funeral」といった曲のタイトルからも窺い知れるようにメタルマニアっぽいフレーズが多々飛び出す。注釈、この曲のタイトル、Larsはメタリカのドラマーで、メタリカは1986年ツアー中の事故でベーシストのクリフバートン(バンドメンバーがクリフの神がかったプレイを見て彼の住んでる近くまで引っ越して加入させたという)が亡くなっています。この曲では「死ぬのはラーズ、お前であるべきだった」というようなことを歌っているっぽいです。過激!
でもこういう小ネタや過去の名曲を彷彿とさせるフレーズが随所に盛り込まれていて面白い。音楽への愛を感じさせます。

tracklist:
A1 I Hate The Future 3:36
A2 Lars Ulrich's 1986 Funeral 2:18
A3 Assholier Than Thou 2:31
A4 Incidental Music 2:02
A5 Small Town, Big Mouth 2:13
A6 Werewolves Of Washington 6:40
B1 Japanese Maple 2:37
B2 Sterling Is A Hole 2:41
B3 42012 4:40
B4 Too Big To Fail 3:19
B5 A Goodbye Kiss From The Catalyst (You Dog) 5:33