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Document Not Found、Tetola93のメンバーも在籍する国内激情2017年の大本命。
この作品を聴いて、真っ先に感じたのはこれはまさに国内激情という日本で進化したエモバイオレンスだなということ。USの激情でもEUの激情でもなく、日本語ハードコアの、そして2000年代の国内バンド達が試行錯誤を重ねた歴史を感じることができた。envyやkillieといったバンド達の影響もあるのだろうが、国内激情自体はまだこの時点では終わってないという強い意思を感じるし、実際にそのサウンドには様々な彼らなりの「更新」を受け取った。構成美と混沌をミックスさせていくスタイルながら、そこにはクラシックのようなメロディのハマり方があり、このジャンルとしては珍しく印象的なギターソロのフレーズもふんだんに盛り込まれている。フックがしっかりしているバンドは聴いていても飽きがこない。
バンド名はラストトラックの「足掻」ということだろうか。確かにバンドが激情と括られるこのジャンルの音楽で足掻いているのを感じる。まるで遺書のような音源ですが、アルバムを出して欲しいです。

Tracklist
1. 辞世
2. 局面
3. 価値
4. 終点
5. 循環
6. 足掻