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アメリカHalo OF FliesとイタリアShove Recordsの2017年共同リリース、Breag Naofaの2017年作。
スラッジ、ドゥームな荘厳、重圧的なサウンドから幕をあけ全5曲、40分超えというボリューム、つまり1曲あたりは長尺。しかしながら、彼らのサウンドには地獄感、強迫的とも言える重低音で埋め尽くされた音ではなく、隙間もあり、空間が立体的で知的なヘヴィネスがそこにはある。1曲目も途中からは疾走パートへと突入し、2曲目はヘヴィなサウンドの中に叙情的なメロディが強調されている。ボーカルは吐き捨て型だけれどエモーショナル、ドラムは重すぎず開放感のある叩きっぷりで気持ちがいい。海外レビューではラーズ的(METALLICA)とも評されていたのは少し面白い。前作よりも圧倒的に良い演奏、良いハーモニー、良いリズム。それが揃っているこのバンドは良いバンドです。

tracklist:
1. XIII 06:46
2. X 10:34
3. XI 09:50
4. XII 09:45
5. DIDEROT 03:44