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夢遊病者 aka Sleepwalkerの2018年作品はとんでもない作品だ。レーベルの公式インフォでの説明が「Voivod、Zeni Geva、Oxbow、King Crimson、Ornassi Pazuzu、Lurker of Chalice、Xasthur」と方向性が近いバンドを挙げているんだけどこのバンド名の並びで彼らのサウンドの何が伝わるかと言えば「わけわからないことになっている」ということは伝わるんだと思う。リバーヴたっぷりのドラム、ベースはフレットレス、フリージャズとブラックメタル、ノイズとマスロックを縦横無尽に転げ回る彼らのサウンドの自由度は突き抜けている。空間系エフェクトも大量に導入されたと思われるギターサウンドメイクもサイケデリックで宇宙的で混沌に更に拍車をかける。しかしこれはメタルだ。現代の物質社会から人々を解放するための革命的なブラックメタルアルバム。

Tracklist:
A1 Sitting For The Road 3:55
A2 If Return - A Mirror Glance 5:07
A3 Never Through A Threshold 2:41
B1 No Premature Celebrations 4:45
B2 Never Aliments On Oneself 3:57
B3 No Clinking Of Glasses 3:27