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Downfall Of Gaiaの来日公演でも鬼のドラムプレイを見せつけたMichaelがドラムを担当するBlack Tableの2016年作品。
前作から比較すると本当に圧倒的な進化をみせつけたアルバムに仕上がっている。Michaelがドラムは今回も化け物じみたパワーを発揮しており、録音越しにもライブ同様の迫力が伝わってくるかのようだ。弦楽器隊で繰り出されるブラッケンドアプローチ、トレモロリフの強さも更に磨きがかかりアルバム全体としてのアグレッションが強調された。サウンドプロダクション的にも「音が良すぎるのではないか」と思わせるほど、各楽器の表現がクリアに伝わってくる。
2010年以降のブラッケンドなシーンの進化の過程の中、スラッジ、ドゥーム方面ともクロスしながらも最後はブラックメタルに戻ってきた本作、フィジカルが強靭な方々が作り上げるポストブラックはここまで硬質なものが出来上がるのかと、目の覚める思いでした。想像異常の傑作です。

Tracklist:
A1 Equilateral 2:06
A2 Obtuse 6:12
A3 Helm 7:36
A4 Shadow 5:32
B1 Gargantua 4:59
B2 Cromagnon 7:05
B3 Homo Ergaster 6:46
B4 Closing 1:36