関連タグ: ドイツ 2010年代 Trainwreck 欧州激情

ドイツ激情の最重要バンドの1つ、Trainwreckの2014年作品。当時はとにかく衝撃的な音世界に圧倒される内容だった。ZANNやPERTH EXPRESSといったバンドとルーツは同じかと思うが、目的地は全く別だったようだ。Trainwreckの存在は音源発表時よりもシーンの歴史が進む中で更に評価を獲得しているように思う。2005年の結成以降、国内外のバンドとのスプリットやツアーにより、各国に残した爪痕が後に大きな影響になって表れ始めている。新興勢力であるネオクラスト系のバンドからもリスペクトするバンドに名を挙げられたり、ハードコア、スクリーモシーンからだけでなく、欧州ではドゥーム、ポストメタルといった領域の影響も無視できない。彼らはイタリアやフランスの欧州激情の流れとはまた別の形でシーンを開拓していったんだと思う。そういうわけで、未聴の方には是非聴いて欲しい名盤でございます。

tracklist:
1. Time erases everything 03:07
2. Summarized existence 02:07
3. Splitting the seams 03:56
4. Old departures 01:34
5. Apnea 04:21
6. Heartless 02:50
7. No kind of home 02:47
8. Coming home 03:29
9. New beginnings 02:24
10. Regardless 03:49
11. I will show you fear in a handful of dust 04:14