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ドイツ激情の重鎮Trainwreckの2011年作品。2005年の結成以降、一年に一枚も作品を発表してるかしてないかぐらいの彼らは、リリース枚数が少ない分、作品に込められている熱量ははんぱない。本作の収録曲4曲と少ないのが残念だが、『Old Departures, New Beginnings』へと続く過渡期にあり、サウンド的にはかつてないほど完成度。演奏、楽曲ともにジャーマンカオティックシーンの現行バンドの中では当時最高クラスだったんじゃないだろうか。重低音なのは相変わらずだが、突き詰められたサウンドは従来よりもエッジを増した分全体としてはシャープに。贅肉を極限まで削ぎ落としたボクサーのようにストイックなバンドサウンドは重さは後退してもより破壊力がある。ドラマチックな楽曲の表現力も更に進化しておりここに収録されたクオリティが次回作で更に化けていく。

tracklist:
1. Intro 00:38
2. crooked rooms 02:37
3. thorns and shroud 04:23
4. smaller and smaller 04:29
5. piano gigante 03:29