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サブスク時代の性急な楽曲とは対極をいく、じわじわと曲を浸透させていくタイプ、2000年代

スペインのCoreaも2000年代のディストロではよくみかけたような...もう記憶も曖昧になっていますが確かに存在したバンド、Coreの2007年作。ジャケットも意味不明というか全然音とのつながりが見えないんだけど、美しいポストロックインストで幕をあける1曲目から、いきなりダークなカオティックに落ちていく2曲目、曲ごとに静と動の2つの軸があって交互に絡まり合いながら描いていく世界が今聴くと新鮮な感じがする。ScreamoとPost-rockが融合しないまま両立していくバランス感、試行錯誤していたんだろうしポップじゃない箇所もたくさんあるんだけど、その違和感も含めて楽しめる。サブスク時代の性急な楽曲とは対極をいく、じわじわと曲を浸透させていくタイプ、2000年代。

tracklist:
1. Corea - El origen devuelve la calma 07:10
2. Lo que está quieto es fácil de retener; lo que todavia es débil es fácil de romper 03:12
3. Sin forma no hay deseo 06:03
4. Las trincheras del Ivan 07:05
5. Lo rigido y firme pertenece a la muerte 05:16
6. Porque todos consideran bello lo bello; asi aparece lo feo 07:45
7. Voy a morir como nunca ha muerto nadie antes 08:43