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Rainer Mariaのボーカル/ベースだったCaithlin De Marraisさんのソロ作、2021アルバム。たぶんRainer Mariaとか引き合いに出されるの絶対嫌なんだろうなと思う。そして多くのEMOファン達はこの音楽を求めてはいない。でもいいのだ、いつまでも90年代という過去しかみていないEMO老人に向けてではなく彼女はいま表現すべき音楽を表現していく。ここには90年代EMOとかバンドサウンドとかじゃなくてマジでソロで表現すべき音楽があると思う。1曲目「Good Luck Come Back」から印象的なメロディと裏腹な、抽象的な曖昧な表現で綴られていく本作にきちんと向き合える人はどれくらいいるんだ?Youtubeの再生数もぜんぜん回っていないのも完全に良い。『What Will You Do Then?』皮肉なようであるが、予測不可能な未来=それは誰にでも起こりうる未来、生きていくっていうのは自分で答えを出していくこと。誰かの求めている物語を生きないこと。そんなアルバム。

tracklist:
1. Good Luck Come Back 03:12
2. Once In A Lifetime (Love) (ft. Mark Duplass) 02:29
3. Eighty Four (ft. Annie Nero) 03:21
4. My Astrology 03:24
5. (Let Me Have A) Diamond Heart 03:22
6. The Moon DGAF 02:07
7. Gambling Heart 03:37
8. Turnaround 01:42
9. Birthday Song 02:32
10. Secret Book Club 03:38