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フランスから登場する激なやつの中ではBirds In Row振りのヒットなんじゃないでしょうか、2021年にデジタルリリースされていましたがようやくレコードも完成し到着をしました。
ここ最近の流れではヨーロッパ各国のScreamoもまた90年代や2000年代の原点回帰を目論むSkramz勢とは違った動きとなっており、たとえばスペインのViva BelgradoやCrossedといった洗練された楽曲、サウンドの奥行き、そして皮肉と本気が入り混じる詩的表現といった音楽的な突き詰め方がなされている。Tenaceもそんなバンドの1つと言えるかもしれない。初期衝動の勢いで押し切るのではなく、ミッドテンポな楽曲たちを巧みなリズムセクション、ギターアンサンブルで立体的に押し上げる。激しいパートも良いが、音を押し込めて埋めすぎない全体の質感が見事。

tracklist:
1. Les Souffles Et Nos Chemins 02:53
2. Crépuscule 02:42
3. Liens (feat. Personal War) 02:17
4. Le Sang 02:13
5. Dernier Soupir 02:34
6. Le Cap 02:34
7. Sombre Tableau (feat. Eux) 03:05
8. Omen Nocturni 03:24