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JUSTICEは、ENDONのヴォーカリストとしてのみならず、レーベル「G.G.R.R.」のファウンダー、アパレル・ブランド「SLAVEARTS®︎」のディレクターとしても知られる那倉太一と、CARAVANA ANARQUISTA、JDOWのギタリストおよび「横浜邦楽邦舞家協会」の会長を務める長唄三味線方(長唄東音会同人)として活躍する阪本剛二郎が結成とのこと。(AVE | CORNER PRINTINGより抜粋)

この組み合わせの響きだけでも相当良いのですが、実際の音もむちゃくちゃかっこいい。基本的には那倉太一の声、阪本剛二郎のギター/シンセサイザーで組まれたデュオ構成なのでバンドサウンドではないのだが音の向こうにビートが聴こえてしまう、何なんだコレ...結果ヘッドバンギングである。錯覚なのか嵌められているのか、兎に角、それはジャスティス。「正義」と訳してしまうとそれはどうなんだという気持ちになるが、アートワークの右下に小さく「大義」と書かれてあるのは皮肉のようでもある。大きくは掲げないんですね、大義のほうは。ラストトラックの「THE LAST CRUSADE ON EARTH -地球最後の戦い」は特に圧巻で、変態的で美しいクライマックス...全然違うんだけど『偽救世主供』的な美意識と破壊的なカタルシスがあって完全にジャスティス。

tracklist:
1. Presenting a different identification もう一つの身分証の提示 06:07
2. DESTINY SNITCH - 運命への密告 02:32
3. SPATIAL THEORY OF MIND -心の空間論 02:16
4. MIDNIGHT PANTOMIME- 真夜中のパントマイム 03:45
5. "SECRET GARDEN- 秘密の園" 02:35
6. UNLOVED -愛されざる者 03:33
7. THE LAST CRUSADE ON EARTH -地球最後の戦い 06:30