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東京のパワーバイオレンス、Soiled Hateの1stアルバムのCDとLPが入荷しています。2021年時点では完成しリリースされるはずと聞いていましたが、様々なことがあったのでしょう(推測)、2022年遂にフィジカルが到着、3LAでも取り扱いを開始です。

近年3LAでも日本のパワーバイオレンスなレコードを入荷しており、今年2022年だとONLY THE LAST SONGの音源はかなり良かったと思う。Soiled Hateの音もまた別軸ですが間違いない内容になっており、破壊的な衝動を90秒に詰めて刹那に表現していく姿勢。shapeshifterやONLY THE LAST SONGと共通する点としてアイデア量が豊富でリフもリズムもキラー、というここ最近の日本のバンドの良さを証明する形になっていて、デモ音源と比較してもサウンドが突き詰められたことにより、バンドの個性が際立つ。特に2人のボーカルをメインに据えつつ他メンバーたちも時折ボーカルを取るが、それぞれ声質に特徴があるのも美味しく、目まぐるしく場面が展開してく性急な音楽でもここぞいう声質が合わさり掛け合い(そしてかぶせることもできる)表現の組み合わせの妙を発揮できるのは大きな武器かもしれない。はっきりいって美味しい。ノイジーで歪みまくなったギターが全体のサウンドを司る中、個性がぶつかり合う様が美しく、バンドであることの意味を感じさせる作品だと思います。

などと書いてみてもSoiled Hateの音楽を表現するのは無理っぽいので若干諦めている。エモバイオレンス的に例えるならば、page99的な魑魅魍魎感こそが魅力かもしれない。カオス。混沌。エモバイオレンスの様相を呈しているパートも有り、なんですが記録されているライブの写真にもインパクトがある。俺の負けだ。

trcklist:
1 Alone
2 Waste Life
3 Open Your Eyes
4 Lost Your Brain
5 Tamed Pain
6 Hang
7 The Elegy For You An The World, Collapsing
8 Cutting Throat
9 Fight Yourself With Your Fate
10 Resist (In Vain)
11 Dark Continent
12 Institutional Victims
13 Skew Lines
14 The Hatred In This Utopia