関連タグ: 2020年代 2022 ドイツ Ludwigsburg Germany

ドイツ、ルートヴィヒスブルクより登場した新skramzバンドCAGESの片面シルクスクリーンの12inch EPが到着!

みんなそろそろ新しい激情ハードコアバンドの作品も待っていた頃合いなんじゃないのかい?
2010年代にSkramzシーンはある種の更新がかかってアップデートされたがCAGESはその動きとは、近いけれど別の軸を持っていると思う。90年代回帰のリバイバルではなく...いや、90年代の要素ももちろんベーシックな面ではあるのだけれど、2000年代の激情ハードコアをより見つめ直すという方向性を持っていることは明白で、その意味は2000年代のヨーロッパの激情ハードコアのクラシカルな構成美をよりキャッチーな形で表現の中で確認できる。ディストーション控えめなクリーントーンでギターをかき鳴らしながら、不協和音と美しいハーモニーを駆使して折り重なったサウンドで今の激情ハードコアを奏でる。そもそもタイトルの「second thoughts」とは考え直すという意味があるので、今現状のScreamoとは異なる解を求めた結果なのかもしれない。そしてその音や方向性というのが、現代社会の行き過ぎた状況に対して考え直すことのメッセージにもなっている。しかし世界はもう後戻りできない地獄。

tracklist:
1. how quickly we forget 02:07
2. a sight for sore eyes 02:39
3. every dog has its day 02:20
4. someone who's working really hard on being someone 03:11
5. sleepwalking in potemkin cities 02:49