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USハードコア、西海岸から登場した新バンド、2021年の1stアルバム

USのハードコアシーンは本当に盛り上がっているなと感じる。次から次へと新しいバンドが登場している。Scowlも既に注目を集めているバンド。ハードコアシーンのレビューも軒並み絶賛です。
個人的にはハードコアよりもスラッシュメタルの吐き捨て系なボーカルに非常にシンパシーを感じるし、演奏含めボーカルも同様にアイデアを繰り返さず使い捨てしていくスタイル故にアルバムのトータルタイムは短いのに非常に濃密な印象を受ける。途中まったくハードコアとは異なるアプローチもあったりするし。しかし何が特筆すべき点なのかというと、やっぱこのボーカルの才能だと思う。サウンドも表現も暴力的なもので非常にラフだが、コンセプチュアルなテーマを内包することで作品としてのパワーが維持されている。花は美しいがその過程にあるものは非常に厳しい。繁栄するために進化するし、進化できなければ死ぬ。全体的にはシーンがパンク回帰してるんじゃないかと思うんですがどうなんでしょう。たぶんRAMONESのTシャツ着ているのもなんとなくではないはず。

tracklist:
1. Bloodhound 01:34
2. Dead to Me 01:48
3. Pay Privilege Due 00:55
4. Trophy Hunter 01:27
5. Seeds to Sow 01:46
6. Idle Roaring Room 01:12
7. Fuck Around 00:56
8. Roots 01:35
9. Four Walls 01:37
10. How Flowers Grow 02:39