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2021年のアルバム『呼吸』から1年、早くも4thアルバムがリリース。東京sassya-の『Not the End』

言うてしまえば、前作とも前々作とも根源的なところは全く変わってない。それはもう良くも悪くも、と言っていいと思う。4thと3rdを渡して「どちらが最新作でしょう?」と聞かれて瞬時に判断できない自信がある。sassya-にもし変化を望んでいるなら、僕はオススメはしない。細かな演奏、サウンドプロダクション、アプローチの差異はあるもののそれはバンドの本質や根源の部分の変わらなさに比べると大した差ではないからだ。変わらぬsassya-というバンドを聴き続ける人にとっては前作同様に聴ける作品になっていると思う。変わっている世の中、現実に大してタイトル通り「何もかも」を投げ出したく瞬間は何度もあって、その度に何かが自分を思い止まらせる。その繰り返しの中で変わらないものとは?ということで、そのバンドの変わらなさすら何かしらの作品性を持っているような気もする。

tracklist:
1.Distortion
2.生命
3.Intensity
4.Eternal dance
5.違う時
6.Salad days
7.Scrap and build
8.一行の海
9.何もかも