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1stアルバムでいきなりブレイクしてしまったPool Kidsの2022年アルバム、レコードの完成は2023年まで待つことになりました。3LAにはLPとCDでそれぞれ入荷しています。
前作『Music to Practice Safe Sex to』(2018年)の時点でUSエモ文脈から大ヒットしており、その時のテキストでもこの先どうすんだろ的なことを書いていたんですが、改めて出来上がった本作を聴いてみると、エモっぽさはあるもの、前作のようなオタク的要素はかなり減退。結果的にはスタジアムロックのような壮大さを兼ね備えたアルバムになっています。おい!EMOオタク達への想いはないのか!と思ったりもしますが、前作から4年経っていてバンドも、そしてそのメンバーの内面も技術も成長しているはず。内省的な子供メンタルなだけのエモではなく、人生山あり谷あり。それでも何を手放さずに生きていくのか?それがEMOってもんよ。忘れるな。でもこのシンセも編入されたギターロックなサウンドをEMOとしていいのかはあまりよくわからない。

Tracklist:
1.Conscious Uncoupling 03:29
2.That's Physics, Baby 03:54
3.Almost Always Better (Almost Always Worse) 03:23
4.Further 03:21
5.Talk Too Much 04:36
6.Comes In Waves 04:43
7.I Hope You're Right 03:18
8.Swallow 03:37
9.Couch 03:23
10.Waking Up 03:41
11.Arm's Length 04:18
12.Pathetic 04:47