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※ジャケットは画像よりも茶色っぽいです。
これまでにも数々の名盤を世に送り出し、音源だけでなく思想を伝えるという点において他レーベルとは一線を画す東京のAcclaim CollectiveよりUSシアトルのKOHOSHの新作12"EPが届いた。Contravene, Creosote, Garmonbozia, Oroku, Skarp, Snuggleなどのメンバーから成るツインギター、ベース、ドラムにチェロ奏者を加えた編成で一体このメンツからどのような音楽が生まれるのだろうと思っていたが、聴いてみると意外にもかなりストレートなメロディックアナーコパンク!サウンドの雰囲気はPost Regiment,Ballast,Preying Handsなどに近く弦楽器が入っているという点ではRemains Of The Dayのような雰囲気もあると言える。楽曲はかなり情熱的で、力強い。物悲しい旋律を奏でながらも闘志沸き立つ楽曲で、思想など抜きにしても単純にかっこいいサウンド。
歌詞は暗く悲しいものが多く内容は抽象的で、正直深い理解はまだできていない。しかし一見閉塞感のある歌詞の中にも生き様を曝け出すフレーズが鏤められており、リアルな生と向き合う彼らの高い精神性を感じることができる。苦しみ(Pain)という単語が何度か歌詞の中にはでてきるのだが、生の希望はその苦しみと表裏一体のものなのかもしれない。

tracklist:
A1. Dim The Shine
A2. In Our Blood
B1. Directionless
B2. Vaulted Secrets
B3. Survival Guide