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再入荷!! 国内で珍しいポストメタルを掲げるバンド、lantanaquamaraの2016年作。定義が曖昧になっているジャンルほど、よくわからない解釈のバンドが生まれてきたりする。
lantanaquamaraには先日のenvy,MONOらが主催したAfterHoursにCOHOLのサポートギタリストとして参加したメンバーが在籍している。ライブを前提としない音源制作に重点を置いているようなサウンドメイキング、アレンジでenvy感というよりToolやMeshuggahといったオルタナティブメタル感といった印象。ポストメタルって何だっけ?という感じなのだが、サウンドや歌詞の隅から隅まで考え抜かれている彼らの作品は、ポストメタルというジャンルに限らずある特定一部のリスナーにとってはもろにストライクにヒットするだろう。轟音というほど轟音というわけではなく、重さを追求しているわけではない。ポエトリーリーディング的なアプローチもあるけれど、激情ハードコア勢のそれとは違う、つまりインテレクチュアルな方面に振り切っている。

tracklist:
1. A Diligent Man's Funeral(図書館の葬列) 01:19
2. Delonix regia(鳳凰木) 08:43
3. Midsummer Daydreaming(夏至を待つ夢はトンネルで) 01:08
4. Meteor Shower(アルビノの流星雨) 03:54
5. A Florid Observatory(華燭に抱かれた天文台) 07:46