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オランダのcaptain, your ship is sinkingとドイツのmioのスプリット、2010年作品。
両バンド悲壮感の漂うサウンドが特徴的。captain, your ship is sinkingはフランスのAussitot Mortなどに近いサウンドだが、日本の3cmtourやthere is a light that never goes outにも近いものを感じるかもしれません。激情系のアプローチだが、しかしシーンに数多くいるような静と動の音の動きでメリハリをつけてくるタイプのバンドではなく、様式美的な激しさはないが、奥行きのある完成度の高い繊細なサウンドは引き込まれる作りでかっこいいです。1曲あたりとても長いですが、是非ともフルで聴いて欲しい。どんどん深みに引き込まれていく感覚が気持ち良すぎる!ディレイ効かせまくりの哀愁ギターも泣ける。
2011年以降の動きはどうなっているんだろう?音源は出ていないようだがbandcampができていたりと動きは感じるが・・・?
対するmioは荒削りで未完成な印象をうける。繰り返すリフレインで退屈さを与えつついきなり爆発する手法は古典的だがインパクトがあり、こうなってくると初期パンク的なRAWな音作りも計算か?完成された音作りのバンドが多い中では逆に光る。エモーショナル全開の永遠の未完成感はクセになる味わいがある。
歌詞カードは折り目の通りにおっていくと船ができます。

Tracklist
A1. Captain, Your Ship Is Sinking Godspeed To You - Pola Negri
A2. Captain, Your Ship Is Sinking Son - You Sure You Know What You Are Going To Dig Up When You Open That Grave?
B1. Mio - Traumwelt
B2. Mio - Ungenuegend