帯化(taika) - "御池塘自治(On Chitou Jichi)"(LP)
¥4,400
税込
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2023年アルバムがアナログ化、独自の方向へ根を広げる地下水脈の震源地、帯化のレコード
アルバムを聴き始めて真っ先に思い浮かべたのはフランスのブラックメタル、Peste Noire『Ballade cuntre lo Anemi francor』だった。もちろん思想的には全く異なるし、帯化もブラックメタルではない。しかしポストパンク、フォーク、伝統的な民謡(トライバル?)をローファイで生々しい演奏とハイファイな録音ミックスの妙と、アナーキストにも近い強烈な思想の元に統合したサウンド、そしてリフレインで構成される様には何か共通する表現の強度のようなものを感じずにはいられない。
かつて3LAに謎のゴミジャケや"石"を送りつけてきた帯化、あの頃はやたら帯化の音源も売れていたがそれは"ギミック的"な面も少なからずあったと思う。つまりは「なんか面白そうなバンドだな」とか「インタビューめんどくさい感じだから聴いてみよう」とか、そんな感じのイメージ。だけどその方向性は掴みでしかない。本作3rdアルバム『御池塘自治』は明らかにバンド側のスタンスは変化しており、ギミックでは無しに勝負にかかってきているという感じ(そんなこと言ってもメンバーは否定するかもしれないが)で、楽曲面/アンサンブル/サウンドに置いてもそれぞれの意図が明確に前に出てきて構築されていく感じには、前作以上に個性が立つ。
アルバムタイトルにうっすらと匂わせているが、エロティシズムとDIY思想、アンダーグラウンドな思惑が交差する現代日本のポストロックとして姿勢を、正面から表明することをのらりくらりと回避しながら描いていく様は大御所には出来ない所作。前作までトライバルミュージック的な書き方をしていたかもしれないし実際にそのように聞こえるかもしれないがそうではない。これは現代社会の写し鏡のようでもあり、その鏡はとんでもなく歪んでいるようでもある。ぐにゃぐにゃの異空間にひきづり込まれるような異質のロックがここにある。鬱のときに聞いたらまずいかもしれない。でもシリアスさと馬鹿馬鹿しさも同居する感じは結構ファニー。
tracklist:
A1.行楽日和
A2.藤棚
A3.新居にて
A4.紫陽花
A5.胸騒ぎ
B1.金魚鉢
B2.御陵
B3.降霊
B4.地方/痴呆
アルバムを聴き始めて真っ先に思い浮かべたのはフランスのブラックメタル、Peste Noire『Ballade cuntre lo Anemi francor』だった。もちろん思想的には全く異なるし、帯化もブラックメタルではない。しかしポストパンク、フォーク、伝統的な民謡(トライバル?)をローファイで生々しい演奏とハイファイな録音ミックスの妙と、アナーキストにも近い強烈な思想の元に統合したサウンド、そしてリフレインで構成される様には何か共通する表現の強度のようなものを感じずにはいられない。
かつて3LAに謎のゴミジャケや"石"を送りつけてきた帯化、あの頃はやたら帯化の音源も売れていたがそれは"ギミック的"な面も少なからずあったと思う。つまりは「なんか面白そうなバンドだな」とか「インタビューめんどくさい感じだから聴いてみよう」とか、そんな感じのイメージ。だけどその方向性は掴みでしかない。本作3rdアルバム『御池塘自治』は明らかにバンド側のスタンスは変化しており、ギミックでは無しに勝負にかかってきているという感じ(そんなこと言ってもメンバーは否定するかもしれないが)で、楽曲面/アンサンブル/サウンドに置いてもそれぞれの意図が明確に前に出てきて構築されていく感じには、前作以上に個性が立つ。
アルバムタイトルにうっすらと匂わせているが、エロティシズムとDIY思想、アンダーグラウンドな思惑が交差する現代日本のポストロックとして姿勢を、正面から表明することをのらりくらりと回避しながら描いていく様は大御所には出来ない所作。前作までトライバルミュージック的な書き方をしていたかもしれないし実際にそのように聞こえるかもしれないがそうではない。これは現代社会の写し鏡のようでもあり、その鏡はとんでもなく歪んでいるようでもある。ぐにゃぐにゃの異空間にひきづり込まれるような異質のロックがここにある。鬱のときに聞いたらまずいかもしれない。でもシリアスさと馬鹿馬鹿しさも同居する感じは結構ファニー。
tracklist:
A1.行楽日和
A2.藤棚
A3.新居にて
A4.紫陽花
A5.胸騒ぎ
B1.金魚鉢
B2.御陵
B3.降霊
B4.地方/痴呆
