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Raein + Daitro split (12inch)

Raein + Daitro split (12inch)

  • LP
¥5,000 税込
商品コード: RAEIN
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00年代の重要な欧州スプリット、フランスのDaitroとイタリアのRaeinの2004年という時代が記録されている。

2000年代激情、今思えばその時代はインターネットが世界的に網を広げ始めたと同時にまだ一般的なレベルでは黎明期で、SNSも登場していない時代でグローバルなマーケティングもそれほど存在していなかった。だから流行というものがあったとしても、例えばアンダーグラウンドで登場したOrchidが「Chaos Is Me」のスローガンと共に新しいパンクの形としてのエモバイオレンスを完成させたとしても2000年代のイタリアやフランスでそこに影響を受けたバンドたちが作り上げたサウンドは、その文脈を引継ぎつつも別のスタイルへと変化していた。

ヨーロッパの激情シーンでも、その変化の中から更に特別なバンドたちがいくつか登場したが、本スプリットの2バンド、イタリアのRaeinとフランスのDaitroはその代表格となるバンドだった。2004年のリリースは、Daitroにとっては激情名盤と名高い1stアルバムの発表の前年であり、Raeinにとっても同じく名盤と名高い2ndアルバムの翌年の作品ということで、偶然か必然か、どちらのバンドにとってもバンドの勢い、若さのちょうど良い時期と言えるかもしれない。もはや大国となっているアメリカではなく、激情ハードコアの主流がヨーロッパに移りつつあった。リリースしているレーベルもApe Must Not Kill Ape でスイスから、各国の優良バンドたちを次々と世に送り出している。

Daitroの1stアルバムは完成度が非常に高い。ミッドテンポ主体となる激情ハードコアの発展系の、そのまた完成系と言えるだろう。1stアルバムにありがちな初期衝動はないと思う。Daitroの初期衝動は、最初の7インチや10インチ作品のほうがインパクトが大きい。当初4人体制で始まったバンドが、新たなボーカリストAurelien(ex.Gantz, 現Potence)を迎え5人体制となってから1stまでの期間に作られたのがこのスプリット楽曲たち。1stアルバムとは異なる緊張感に満ちたサウンドが魅力で、ドラムからじわじわと始まり、かき鳴らすギター、咆哮。ビート自体はミッドでもシューゲイズ的手法とSkramzが混ざっている様は後期には見られないこの時だけのもの。2曲目以降、8ビートで疾走していく様も他激情ハードコアにあまり見られない独特のものがある。おそらくこのあたりが、以後ポストパンク/70's回帰していくフランスのシーンの予見というか、彼ら自身のルーツなのだろう。

一方のRaeinも凄い。はっきり言ってこの3曲はRaeinのディスコグラフィの中でも最も「激情ハードコア」を表現していると言ってもいいんじゃないか。3拍子の連打とアルペジオの響きの美しさ、こんなしょぼしょぼの音質なのにここまでの美しさや儚さを表現できるなんて、という感動がある。Raeinの激情名盤は2ndで、再始動以降の別の方向性のアルバムも良いが衝動に満ちているのはこのあたりの作品群だ。2ndはコンセプト的にも完成度が高いが、このスプリットでも全体的に宗教的なテーマが見え隠れする。もっと言うと宗教と、そして戦争だ。残念ながら10年経っても20年経っても人類は進歩していなくて、この2022年もロシアがウクライナへ戦争をしかけている。そしてその背景には宗教も利用されている。アート的なDaitroに対してRaeinは現実への批判的な態度がある。歌詞も英語なので、対英語圏を意識しているのだろうが、Raeinは再始動後は母国語に戻っていることを考えると、グローバルな考え方をやめて、ローカルに回帰したと見たほうがいいのだろう。ただし、グローバルな志向は野心的とも言えるし、だからこそ滲み出る攻撃的なスタイルはやはりハードコアやる上ではカッコ良さにも繋がっていると思います。

After being out of print for the past several years, we're excited to reissue this classic 2004 split from a pairing of Europe's most legendary emotional hardcore bands - Italy's Raein and France's Daitro. The iconic split comes with updated artwork, a full color jacket, printed inner sleeve, and three limited vinyl colors. Also available on limited cassette.

Founded in 2002 in Italy, Raein released a dizzying amount of music, across multiple splits, EPs and albums, while extensively touring the world during their original run. Reformed in 2023, Raein is considered to be one of the leaders in emotional hardcore, melding melody and discordance into something truly beautiful to experience.

Hailing from Lyon, France, Daitro delivered a perfect blend of hardcore and emo, proving that there are still some bands that possess the power and spirit of do-it-yourself punk that the original French emo movement held in the 90’s. In their heyday, Daitro toured the globe throughout the early 2000’s and released several albums, EPs and split releases. They remain highly regarded and influential in the contemporary DIY screamo scene.

tracklist:
01. Faithless (Raein)
02. New Day Scenario (Raein)
03. Blue Lines (Raein)
04. Au Bout de Mes Lèvres (Daitro)
05. Un Bateau Ivre (Daitro)
06. A Chaque Fois (Daitro)

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