TJxLA FEST 2018
- 2018年9月23日(日曜) DAY1
- VENUE/会場: 新宿Zirco Tokyo
- OPEN/開場: 14:30
- START/開演: 15:00
- Adv. ¥4800(+1D) /Door ¥5500(+1D)
- 出演者
- Khmer (Spain)
- Rosetta (USA)
- thisquietarmy (Canada)
- SWARRRM
- KUGURIDO
- GUEVNNA
- OVUM
- lang
- e+での購入はこちら
※各日入場時に別途ドリンクチャージ(600円)がかかりますので予めご了承ください。
- 2018年9月24日(月曜・振休) DAY2
- VENUE/会場: 新宿Zirco Tokyo
- OPEN/開場: 14:30
- START/開演: 15:00
- Adv. ¥4800(+1D) /Door ¥5500(+1D)
- 出演者
- Khmer (Spain)
- Rosetta (USA)
- thisquietarmy (Canada)
- Of decay and sublime
- sans visage
- pale
- 老人の仕事
- KLONNS
- e+での購入はこちら
Statement
3LA -LongLegsLongArms-(以下、3LA)とTokyo Jupiter Records(以下、TJR)による共催で2015年に初開催となったTJxLA FESTを2018年9月23日、24日に東京新宿歌舞伎町Zirco Tokyoにて再び開催します。
このイベントの第一回はエモ、ポストロック、激情ハードコア、ネオクラスト、ブラッケンド、ポストメタル、スラッジドゥーム、デスメタルまでジャンルは様々ながら、国内大手メディアの届かない場所で音を鳴らしているアンダーグラウンドなシーンを牽引するアーティストが国内外から集結し、3LAとTJRの2レーベルがサポートしてきた音楽の根底にある音への探究心や冒険心、多様性を楽しみ、発見し、同じものを信じるリスナー同士との共鳴を図るものでした。その後、第二回目を開催するタイミングを探りながらもなかなか実現することが叶いませんでしたが、その想いはお互いに持ち続けていました。あれから3年目となる2018年、いくつかのリリースやイベントをそれぞれが経て、遂にそのタイミングが巡ってきました。もう一度自分たちの信じる音楽を提示する場所を作り上げよう、それも前回とは違う別の側面からも面白く出来るんじゃないかという想いから、決意を新たに開催するのが今回のTJxLA FESTです。
今回、海外から来日してライブを行う3組、Khmer(Spain)、Rosetta(USA)、thisquietarmy(Canada)はいずれも来日公演の経験があり、たくさんの反響のあったその来日公演の中で日本のリスナーと絆を築いているアーティストです。前回の来日ではいつかの再会を誓い合った人も多いかと思います。一度は交わりながらも離れていった日本と彼らのそれぞれのストーリーを再びこの場所で結びつける。僕らと彼らのストーリーは今でも繋がっているし、この場所があるなら、この先もきっとある。今を楽しみながら、過ぎていく過去に想いを馳せ、未来をポジティブに描いていくようなイメージを感じていただけたらと思います。そして、国内からは2017年から2018年にかけて印象的な作品、話題となった作品をリリースしているアーティストが出演します。SWARRRM、KUGURIDO、GUEVNNA、OVUM、lang、Of decay and sublime、sans visage、pale、老人の仕事、KLONNS… キャリアのあるアーティストから結成してそれほど時間の経っていないアーティストまで、それぞれの音は異なりますが、今こそ聴くべきだという作品を発表しているアーティストの最新のライブを楽しめます。既にリリースされている音源を聴いているから実際のライブを観てみたい、またその逆でライブが良いという発見を機に音源を楽しみたい。その場限りで「完結」するのではなく、そこに集まった人や音楽が化学反応を起こし後の何かに繋がっていく場所。そんなものを目指すべく今回は決意を新たに会場も変更し、新宿歌舞伎町の地下にあるライブハウスZirco Tokyoにて開催することになりました。雑多な人種と文化が混ざり合う、東京のカオス。この場所で生まれる新しい何かを感じていただけたら幸いです。2018年9月23日と24日、2日間を存分に楽しんでください。
イベント特製チケット
イベントの特製チケットを3LA通販サイトにて販売中!
Khmerの全てのアートワークを担当するMario(Vo)によるデザインの永久保存版、各チケット限定100枚のナンバリング付き。イベントアートワークのイメージを特製チケットに合わせて描き下ろしたものです。
レーベル直販の予約に限り、お得な2DAYS通し券も受付しております。
ご予約は下記URLよりご希望を日程、もしくは通し券を選択の上、購入手続きをお願いいたします。
※チケットは簡易書留にて発送いたしますので送料400円を頂いております。
http://longlegslongarms.jp/music/products/detail.php?product_id=1207
出演者紹介
Khmer (Spain)
スパニッシュ・ハードコアの伝説的バンド、ICTUSのメンバーを中心に結成されたKhmerが2016年の初来日から2年ぶり2度目の来日を果たす。2017年に発表された最新作『Larga sombra』はネオクラスト、ブラッケンドへのアプローチを更に推し進めながらも情熱的かつクラシカルな音階を持ち味に、ソングライティングも突き詰められサウンドは新たな次元へと突き抜けたバンドの最高傑作であり、その実力はレコードをソールドアウトさせた事実が証明している。彼らの進化とは試行錯誤の末に生み出される新しい表現であり、すぐ目の前にありながらも今掴めない何かを、実験と失敗を繰り返し何とか表現しようとするそのエネルギー。自己鍛錬や限界に挑戦する勇気、閉塞感から解放された自由なエネルギーを今、体感して欲しい。
Rosetta (USA)
2003年にアメリカ・フィラデルフィアで結成され、90年代のハードコア、ドローン、ドゥーム、アトモスフェリックなスラッジと、ミニマルなサウンドスケープを融合した「宇宙飛行士に捧ぐメタル」として頭角を現し、以降長きにわたって美とヘヴィネスの交差地点を探求し続けるポストメタルバンド。テーマを重視した作品作りやコンセプチュアルな作曲がもたらす精巧美麗なサウンドと空間を支配する重厚な轟音、その知的な佇まいに相反するような情熱的なパフォーマンスに魅了されたものは、今なお世界中で後を絶たず、ポストメタルのアイコン的存在だったISIS亡き後のシーンを牽引している。(余談ではあるが、ISIS/現SUMACのアーロン・ターナー氏が1stアルバムのアートワークを手がけている)
thisquietarmy (Canada)
35ヶ国以上で500公演、25ものレーベルより約40作品を発表し、精力的な活動を展開するカナダを代表するシューゲイズ・ギタードローン・プロジェクト。実験的なギターと多数のエフェクターを用いた即興的なソロパフォーマンスで、アンビエント、エレクトロニカ、ドローン、ノイズ、シューゲイザー、インダストリアル、ポストパンク、クラウトロック、ブラックメタル、ドゥームの要素を取り入れた、壮大なサウンドスケープを創造する。ポストロック/ポストメタルとも親和性が高く、これまでにNadja, Amenra, Locrianのギタリストや、Year Of No Light, MonarchとのSPLIT/コラボリリースを実現している。
SWARRRM
グラインドコア、エモ、カオティックハードコアの垣根を超え、なお進化を続ける孤高のバンドSWARRRM。2018年にリリースされた5thアルバム『こわれはじめる』はこれまで以上に"歌"がフィーチャーされグラインドコアと融和、美しさと破綻感を両立させたサウンドで、日本語の侘び寂びの世界を研ぎ澄ませながら自身のオリジナリティを更新/再定義、賛否両論を巻き起こしながらセールスを伸ばし続けている。今年7月にはkillieとのスプリット12インチ『耐え忍び霞を喰らう』(2017年作)が再発され、国内外の注目が集まるタイミングでTJxLA FESTにて来京。肉体の極限に挑みながら全身全霊で咆哮するボーカリストTSUKASAのライブパフォーマンスも必見。
GUEVNNA
日本国内のみならず海外へも積極的なツアーを続ける東京のストーナー・ドゥームGUEVNNA!! 2016年に発表されたアルバム『Heart Of Evil』では70年代ディスコのようなダンサブルな要素も大胆に導入し、"踊れる"ストーナーロックを確立。海外メディアではディスコ・ドゥームとも評されるサウンドでフロアを沸かせる。2018年にリリースされる上海のAlpacaとのスプリット作品ではバンドのソングライティングは更に進化を遂げており、オーセンティックなロック感覚を合体させた楽曲を生み出した。TJxLA FEST出演アーティストの中でもっとも酒が進むであろうリフとビート、度重なるツアーにより洗練されたバンドのグルーヴは本物。
KUGURIDO
姫路シティハードコア、2016年に解散したsekienと現BACKTREESCARのメンバーにより結成。デビュー作品となるDIEAUDEとのスプリット作品『叫鬥』をBREAK THE RECORDSより2017年にリリースし、以降も地元姫路を中心に海外バンド来日公演のサポートやライブ会場のみで販売されるEP作品を制作するなど積極的な地下活動を続けている。根底にあるDIY精神に基づいたアンダーグラウンドな活動故に、彼らの実態は見えにくく未だに謎の多いバンドではあるが、単独最新デモ音源も引っ提げてTJxLA FEST 2018で久しぶりの東京公演となる。熱狂のうちに幕を閉じた2016年のKhmer Japan Tourのツアーファイナル姫路場所から2018年の東京へ。姫路とスペインをつなぐストーリーが再び更新される。
OVUM
記念すべき第一回目のTJxLA FESTに出演し、従来のイメージを大きく覆すヘヴィかつアグレッシブなサウンドで、鮮烈な印象を残したインストゥルメンタルロックバンド。豊富な国際経験を経て、試行錯誤の末にたどり着いた「メタル・オリエンテッド・インストゥルメンタルロック」と呼ぶバンドの新たな表現方法は、昨年12月に発表した3rdアルバム「In My Sanctuary」でついに結実。彼ら自身も認めるバンドの最高傑作として高い評価を得ている。またインスト/ポストロックファンのみならず、2016年にジャパンツアー全公演にわたってサポートしたRosettaとの再共演は、ポストメタルファンにとっても有意義な体験になるだろう。
老人の仕事
今年1月のSleep来日と時を同じくして現れ1stアルバムをリリースし「Sleepへの日本からの回答」と話題に話題を呼んでいる深淵なるインストゥルメンタル・ドゥーム、"老人の仕事"。繰り出されるギターリフの煙たさ、リフとしてのヘヴィさ、そしてバンドアンサンブルのグルーヴ...killie、johann、CxPxSという組み合わせで結成された3ピース編成ながら、そのサウンドはメンバーそれぞれのバンドのイメージとは裏腹にSLEEPへの理解度、そして愛に溢れている。話題となった1stアルバムは2018年上期、3LAのディストロでも最もセールスを伸ばした作品であり、彼らこそ今ライブを体験しておくべきバンドの1つとも言えるだろう。
lang
欧州激情の影響を多分に受けたサウンドと、日本のフォークからインスピレーションを得たという日本語独特の表現による味わい深いリリックが光る詩情豊かなハードコアバンド。スペインを代表する激情ハードコアバンドViva Belgradoの来日公演にて、Daitro, Mihai Edrisch, Sed Non Satiataなど数々の激情名盤を手がけたスペインのレコーディングスタジオ、Ultramarinos Costa Bravaのオーナーと親睦を深めたことをきっかけに、今年2月に彼のもとで2ndアルバム「There is no reply, but sweet wind blew」を完成させた。帰国後には新メンバーを迎え、アルバムリリースに向けて本格的なライブ活動を展開している。
Of decay and sublime
Vampillia, VMOや自身のユニットboneville occidentで活動していたギタリスト/コンポーザーによる壮麗なインストゥルメンタル・プロジェクト。BorisやNadjaのサポートを務め、Rekaのメンバーが所属していることでも知られるロシアのポストロック/ポストメタルバンドSequoian AequisonとのSPLITを昨年5月に発表し、本格的にプロジェクトを始動させた。OVUM, LZ129, akutagawa, blue friendなどのメンバーをサポートに迎えて目指すのは、音楽によってもたらす、知をも情をも越えた、特異で純粋な体験。今年2月に行った初の自主企画では11人の大編成で臨むなど、底知れないスケール感の大きさは注目に値する。
sans visage
昨年末に1stアルバム『moments』をリリース国内し注目を集めたsans visageは、激情ハードコアという括りだけでなく、より大きな意味でのロックシーンへ届くであろうエネルギーを持った若手バンドだ。2013年に結成され、3LAディストロでも即ソールドさせた2枚のデモ作品の発表後、2016年にオーストラリアのBlind Girlsとのスプリットをリリースし、オーストラリアツアーも敢行。数々の海外バンドとの共演を経て制作されたアルバムは内容のみならず、the band apart主宰のAsian Gothicが初の新人バンドをリリースするというニュースでも話題となった。10代より激情系音源を聴き漁ってきた彼らの激情愛が存分に感じられる楽曲はEMO、ポストハードコアファンに突き刺さることは確実。
pale
2018年に中国のPest Productionsより1st EPをリリース、シーンに登場した東京の若手ポストブラックメタルバンド。邪悪なエネルギーを発散するブラックメタルを基調にしつつ、パンク・ハードコア、N.W.O.B.H.M、シューゲイズ、様々な要素と融合する若手バンドならでは解釈で生み出されるサウンドは、ヨーロッパのシーンとも共鳴する2010年代型のポストブラックと言えるだろう。初期衝動に任せた破壊的な楽曲から、壮大な世界観での表現を聴かせる楽曲まで、新人バンドながら彼らの引き出しは非常に幅広く今後の可能性も未知数。おそらく多くの方が今回初めて彼らのライブを体験することになると思う。見逃し厳禁でお願いします!
KLONNS
Rawパンク、ブラックメタルの要素を現代にアップデートした表現で提示し続けるKLONNSというバンドはハードコアパンクがそうであるべきだという彼らなりの信念を具現化しながら活動しているように見える。2016年、2017年と連続してカセットEPを自主リリースしソールドアウト、そして今年2018年にはGranuleとのスプリット7インチ『Discipline』をリリースする。彼らのアウトプットする音源のフォーマットにも表れているように、バンドの表現に質感があり、思想はストイックだ。轟音のディストーションノイズの中で展開されるライブアクトにも強烈なインパクトがある。ネオクラストやブラッケンドハードコアが生まれた原始的なエネルギーに共鳴するものを感じて欲しい。