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ex.Give Up the Ghost、現American Nightmareの15年ぶりのスタジオアルバムLP盤。
1990年代の終わりから活動を始め、2004年に解散。その後、2011年にリユニオンし、Deathwishからもアルバムをリイシューするなど完全復活に向けて動いてきた。本作は2003年のアルバムから、実に15年の月日を経て届いた3rdアルバムである。そして、時の経過を感じさせない変わらなさがある。リリースはRise Records、1990年代初期からシーンを支える老舗レーベルだ。リリース前のインタビューでは「俺たちがずっと作ろうと思っていたハードコアアルバムだ」と語っている通り、そこに新しい実験精神というものはなく、彼らが「これがハードコアだ!」と信じて疑わないストレートな表現のみでシンプルに作り上げられたアルバムだ。
というわけで、実験的な新しい表現を求めるリスナーにとっては特に驚きがあるわけではないがAmerican Nightmareはそういうバンドだ。この作品が、リユニオン時にアルバムをリイシューしたDeathwishではなく、Rise Recordsからリリースされるということもそういうことなのだろう。アメリカンハードコアの伝統を踏襲した2018年のハードコアアルバムだ。

tracklist:
1.The World Is Blue
2.Flowers Under Siege
3.American Death
4.War
5.Gloom Forever
6.Lower Than Life
7.Colder Than Death
8.Dream
9.Crisis Of Faith