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Interview with Broiler

Interview with lang & sassya- (by 3LA)

「自分たちの過去の映像を観たんですけど、当時はみんなそれぞれ好きな音を一生懸命演奏しているだけっていうバンドだった。」 / 和田 (lang)

10/22に下北沢ERAにてツーマンライブを行うlangとsassya-、どちらのバンドも今、どんどんよくなっているベストな状態になっていると感じていて、彼らに聞いてみたいことをボーカリストである和田、岩上氏の両名にインタビューしてみました。3LAでは以前から音源の取り扱いもある両バンドの過去作、最新アルバムも入荷。彼らの作曲や歌詞についてや、ツーマンライブに向けての聞いてみましたので、音源と合わせて読んでみてください!

3LA水谷: lang、sassya-って音はぜんぜん違うんだけど、日本語詩っていうのは共通していて、ガッチリ曲がまとまっているから、どうやって曲作っているのかなっていうのは気になっていたんですよね。
langの曲は全部ギターの太田さんが作っているんですよね?

lang和田: そうですね。全体の音色のバランスなんかも太田だったりします。あとは高澤のギターフレーズも太田だったり、ギターのピックアップもP-90で揃えて、足元のペダルも2人のギタリストが全く同じものを使っているんです。ギターの聞こえ方をほぼ一緒にしてハーモ二ーを作っていく方法でここ1年くらいは試行錯誤しています。
太田はスタジオで良い曲を作り上げていくことにエクスタシーを感じるタイプですね(笑)

3LA水谷: それは高澤君もすごいよね。やっぱり自我が強いと「俺の音でやりたい」ってなっちゃうところだけど、そこは我を殺してでもバンド全体を考えているんだ。ライブ、むちゃくちゃ音も良いもんね。

lang和田: 高澤は、太田が新しいエフェクター買った写真を共有すると、次のスタジオには同じエフェクター揃えて持ってきますからね。
最近、自分たちの過去の映像を観たんですけど、当時はみんなそれぞれ好きな音を一生懸命演奏しているだけっていうバンドだった。
最近は恥ずかしながら、漸く考えることにも時間を使っているいう感じです。


3LA水谷: sassya-はどんな感じですか?langと違ってスリーピースだからかもしれないけど、すごく音が聴きやすいとは感じています。

sassya-岩上: 一つ一つの音がしっかり聴こえるようにしたいと凄く思っています。第一にまず、言葉がしっかり聞こえないとっていうのがあって。

3LA水谷: 曲は全部岩上さんが作っているんですか?

sassya-岩上: 昔はそうだったんですけど、最近は皆でスタジオに入った時、1からセッションして作ります。部屋で作っているのと、実際にアンプから鳴っているのとでは印象が違うので、ギターリフすらスタジオで作ってます。

lang和田: ドラムとかベースからインスピレーション受けて作る曲も?

sassya-岩上: 最近、そういう曲多いですね。
最近は詩を先に作っているんですけど、その詩に合わせてドラムとベース、各々のセッションで3、4パターンくらい曲作って、どれが一番合うかってふるいにかけて、生き残ったやつが新曲になったり。
『脊髄』を作った後、半年くらい曲ができなかったんですけど、やっとできた曲がそのパターンだったので、このやり方使えるなってその次の曲もそういうやり方で作ってます。

lang和田: それだと詩が死なないですね。

sassya-岩上: そうですね、あとスタジオはめちゃ和気藹々としてますね。仲良いですよ。

lang和田: langのスタジオは、口数は少ないかも。特に曲作りとか、ナイーブなので。指揮者でもある太田の曲の核向かっていく感じですかね。

3LA水谷: ストイックですよね、langは。和田さんは歌詞は最後につけるスタイルですか。

lang和田: はい。なので、ボーカルあるあるですけど、演奏vsボーカルの構図ですね。四苦八苦してます。他のバンドの歌詞とかでも「この部分、妥協してるかな」とか思うことはよくある。この部分はグッとくるのに、この部分はきっとあやふやなまま済ませちゃったんだろうなとか。あくまで自分の感覚ですけど。そういう部分を自分に対して思っちゃうから、自分の歌詞を後から見たときに恥ずかしいときが多々あって、そうならないように僕は自分の詩を何度も何度もゼロベースで書き直すんですよ。

3LA水谷: え、じゃあ1stのときの曲とか、歌詞ぜんぜん違うとかあるんですか?

lang和田: たまにありますけど、昔の曲は、なるべくそのまま歌うように意識しています。恥ずかしいんですけど、そこは。
レコーディング前の、声入れ直前までは最後まで書き直し続けます。
言葉の最後が「〜〜さ」なのか「〜〜だ」なのかとか、印象も変わるから凄く意識して。
僕は筆が相当遅いですね。2ndの「凪のとき」は1年くらいかかったかなと。

sassya-岩上: 俺も遅いです。レコーディングの当日の朝に歌詞が書き終わるときもあります。


photo by Cyndixxx(URL)

3LA水谷: 今回2バンドでのツーマンをするってなって、なんでこのタイミングでツアーファイナル、そしてツーマンとしたのかっていうのを聞きたいです。

sassya-岩上: langは自分たちのイベントに出てくれたり、langから呼んでくれたりっていうのもあって、ずっと交流があって。俺、本当は身内イベントみたいな感じになるのが凄く嫌だから、何回も同じ対バンとかは避けたい方なんですけど、langはもう別格だから、いくらでもやりたい。
で、今の編成になって毎回のライブがどんどん凄くなっていっているんで、そういえばアルバムのレコ発も明確な形でやってないなって思って、そうなったときにこのタイミングで一緒にやりたいなと思いました。

3LA水谷: じゃあ発案はsassya-側からだったと。

lang和田: そうですね。どことなく僕らもsassya-には近しい想いを持っていて。
逆に僕らは凄く苦手だったんですよ、自分たちで曲以外の何かを発信していくというのが。
1stアルバムリリース時の、手売りでしか売ってないのは、実は流通の仕方も分からないからそのままにしたというのが理由くらいで...。
でもバンドで集まって、どのバンドがかっこよかったとか話すときに、必ず話題にあがるバンドの1つとしてsassya-は出ます。だからこそ、The Tidal Sleepの初日も共演しました。
だから今回、この話を相談されたのは嬉しかった。「ぜひ」という気持ちでした。

3LA水谷: 両バンドとも、どこに行きたいっていう方向性を持っているんだと感じています。なぜなら、ちゃんと告知をするから。それって口裏あわせているわけじゃないでしょ。どっちのバンドも前からずっとしっかり告知しているから似ているなって思っていて。そういうモードになっているバンドって、俺は好きなんです。

lang和田: うちは高澤が入って変わりましたね。告知もちゃんとやっていかないとダメだよって。

3LA水谷: ゲストバンドはなんでNITRODAYなんですか。

sassya-岩上: ツーマンというのも良いですけど、ゲストでこれまで全く交流のなかったバンドを迎えてやりたいなっていうのがありました。
その中でNITRODAYは、メンバーがlangのこと凄く好きだというのを聞いていて、I have a hurt主催のイベントが吉祥寺WARPであったときに、そこで話をしました。

lang和田: 吉祥寺WARPでたしか17歳とベルリンの壁の吉田さんが、ライブ終わった後につなげてくれました。そのNITRODAYのギターのやぎさんと会いました。 僕はそのとき酔っ払っていたから、友部正人さんについて熱く語った記憶ばかりですが。
それでも話していた時間は5分とかだったと思うけど、「この人の弾くギターは良いんだろうな」って思ったことを覚えています。

3LA水谷: 内輪に向かっていくよりは、新しい血を入れていこうという姿勢は、僕は大賛成。NITRODAYは、聴いてなかったのでちゃんと聴いてみます。

sassya-岩上: 内輪でも、みんな外向きに固まっていれば良いんですけどね。
それがないと、ライブ会場に友達いないと行きにくいみたいな風になってしまうので、それは一番嫌だなと思いますね。1人の趣味でもライブ来れるような状況を作らないと、面白くないですよ。

3LA水谷: 『脊髄』出してから、周りの反応も変わったんじゃないですか?

sassya-岩上: 今まで来なかったお客さんが来ますね、当日券で入ってくれる人も。

「生まれて初めて観たライブがサンボマスターだったんです。そのライブが衝撃的で「俺の人生はこれだ、これをやろう」と」 / 岩上 (sassya-)


photo by 小磯 晴香(twitter@trampgirl2)

3LA水谷: ところで、langの歌詞もsassya-の歌詞も、別物だけど刺さるものがあるなぁと思っていて、そういえば日本語詞っていうところで、lang和田さんとsassya-岩上さん、お互いどう思っているのかなっいうのは気になっていました。

lang和田: 僕、sassya-の歌詞って家で聞きたくないんですよ。あの『脊髄』の音楽は特に。自分が夜の中にいて、人気のないところを歩いている時に、なんかその日一日ダメだったなぁって思ってる時に、目の前で遠くの方にビル群が見えたり、夜景が見えたり、東京的な夜を俯瞰してみながら、sassya-の歌詞を聞くくらいが丁度いい。
sassya-の歌詞を聞いていて僕の歌詞と似ているなって思うのは、sassya-の歌詞って、昼から夜とかじゃなくて、社会から夜に向かっているんですよ。時間軸が。

sassya-岩上: すごい...。

lang和田: 僕の歌詞も、一日が夜に向かって流れていくものが多い。歌詞の中にある時間軸の流れに、すごくシンパシーを感じてた。

sassya-岩上: それは考えたことなかった。言われてみればそうですね。

3LA水谷: 俺も少し前まで、仕事がすごく大変で残業もすごくて、そういう極限な状態になっていくと染みる音楽と染みない音楽が出てくるんですよ。quiquiのメンバーとそういう話したときに、「残業100時間超えた時に聴いた大貫妙子の都会がめちゃくちゃ刺さる」みたいなこと言ってて、わかるなぁって。そういう意味で、sassya-は刺さりますよね。
和田さんは、その歌詞の時間軸を意図して表現しているんですか?

lang和田: 昼から夕方へ、静かな空が次第に赤く腫れあがったと思ったら暗くなり、夜がやってくる。あれをどう2ndアルバムで表現していくかっていうのは意図しています。一日の流れを作っていくっていうか、小さい頃に感じているノスタルジーですね笑。

sassya-岩上: 自分の歌詞をコントロールしているんですね。

lang和田: 設けた時間軸に対して、それらを表現できる単語を散りばめて書いてみたり。

sassya-岩上: そんなことやってるんですか!

lang和田: 自分の中でダサい言葉と良いなって思える言葉を、あえてダサい言葉も入れて、曲の雰囲気と中和もさせていって、そんな感じで作っています。


photo by Cyndixxx(URL)

3LA水谷: でも、langは曲が先にあって詞は後から作っているんでしょう?すごく曲に合っている感じはしますよ。

lang和田: そこは、ギターの原曲に相当インスピレーションを受けていて、そこから膨らませているっていうか。歌詞のことをフィーチャーされることは多いけど何だかんだ楽曲に引っ張られているところは大きいです。
そういえばメンバーの中でライブ中にお客さんのほう見て演奏するのも太田だけですからね。僕なんか、小さい頃の景色を思い浮かべてやってて...。

sassya-岩上: ライブ中にこの世界にいないんですよね。それがやばいな。
こっちはもっと、コンクリートの中にいるようなイメージなんだけど、歌っている先、向かっている先は近い感じはする。langは俯瞰で、sassya-はもっと主観。俺は10代で育っている環境が全然違うけど、自然と情景が浮かんでくる。

3LA水谷: 10代、学校いってなかったんでしたっけ。

sassya-岩上: 中高ずっと引きこもりで、高校もすぐやめちゃって。4年くらい誰とも話しなくて...。

3LA水谷: そういった状態からどうやって社会的に戻ってこれたんですか?

sassya-岩上: バンドやりたくて、大検とって大学のバンドサークル入って。そこで今のドラムと出会ったんですけど.... 。
17歳くらいのときに、生まれて初めて観たライブがサンボマスターだったんです。音楽はそれまでずっと好きで聴いていたんですけど、そのライブが衝撃的で。3rdアルバムくらいのときで、「俺の人生はこれだ、これをやろう」と。
だから大学のサークルもみんなコピーをやっていたんだけど、オリジナルで曲を書き始めて。そうしたらドラムのやつが、良いね、いっしょにやろうって言ってくれて。そこから引きこもりのリハビリですよ。
だからドラムは友人とかのレベルじゃなくて、人生の恩人。うちのベースともそんな感じだから、不思議な関係ですよね。危ないところを救ってもらったというか。

3LA水谷: バンドで自分たちの世代感を打ち出したいとか、欲求はあるんですか?

sassya-岩上: langもそうですけど、slak、ロクトシチとのスプリットもそうですね。一緒に作品を作りたかったのが大前提ですが、聴かれるきっかけを増やしたいという意識は強い。

3LA水谷: 売れたい、とか。

sassya-岩上: 売れたいですね。売れたい、というのは俺が学校いかずに引きこもっていた時に、ちょっと手を伸ばせば聞ける状況になっていたわけじゃないですか。The Stoogesとか、サンボマスターとか。
それは、バンドが素晴らしかったから、広めたくなる人がいて、結果的に沢山の人が聴ける状況を作った。その当時の俺みたいなところまで届いたんだから、それと同じ状況にしたい。
サンボマスターがきっかけになって、eastern youthとかも聞くようになりました。サンボマスターの3rd『僕と君の全てをロックンロールと呼べ』、今でも大好きなアルバムです。本当に素晴らしいです。

lang和田: 僕は尾崎豊ですね、中学から友達いなくて机で寝たふりをしながら尾崎をMDで聴いてました。それが僕を形作った要素になってます。

3LA水谷: 和田さんも引きこもり系じゃないですか。尾崎の何を聴いてましたか?

lang和田: やっぱり『LAST TEENAGE APPEARANCE』で、当時中学生でライブ盤を聴いたことがなくて、ライブ盤ってこんなに良いんだって。スタジオ盤では『誕生』が一番好きです。


photo by 小磯 晴香(twitter@trampgirl2)

3LA水谷: 話がどんどん脱線していってしまいましたが、お二人を形作っているものが少しわかった気がします。最後に、このツーマンイベントについてのメッセージを頂きたいです。

sassya-岩上: 最高な夜にするので、仕事や学校のしがらみ、被っている予定、全部放り投げて観に来て下さい。

lang和田: 直接的な想いを言葉にすることはとても苦手なのですが、バンドとしては、本作を録りにスペインへ行き、1年前に音源出してからは沢山ライブをすることになって。この日はそれも一区切り。その期間で僕らに芽生えたものも沢山あります。だからこの日は観てほしいなぁって思います。友達にも初めての人にも、僕らのことやsassya-のことを。



lang&sassya- pre.
『2nd full album release tour final』

10/22(火祝) 下北沢ERA
lang
sassya-
Guest : NITRODAY

[予約]
・イープラス: https://eplus.jp/sf/detail/3056880001-P0030001P021001?P1=0175
・各バンド: lang.emotion@gmail.com / sassya-@outlook.jp


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