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10インチレコードに、赤と黒の2色のスクリーンプリントが施されたジャケットにこだわりを感じるドイツのエモバイオレンスの2016年作。
メンバーにはResurrectionistsやSingaiaでも活動し、React With ProtesのリーダーでもあるLars氏も加わっており、間違いのない雰囲気が漂う。Resurrectionists等のいわゆるドイツのエモバイオレンス=狂気な暴力性、ある意味エモバイオレンスというよりバイオレンスなのだが、そんなサウンドが主流だがこのバンドはちょっと違う。音はヘヴィさよりもRAWさがあって、フィジカルな暴力性というより不穏で精神的な揺さぶりをかけてくるタイプ。流行とは全く関係ない音なぶんだけ、かっこいいなと感じる。退廃の中で叫ぶ愛、これも激情のひとつ。本当か?

Tracklist
A1. Loud Speaker. 3:09
A2. La Nausée. 2:10
A3. Ulcer. 1:20
B1. Obscuritas Aeterna. 2:55
B2. Metropolis. 2:02
B3. The War Is Over