関連タグ: 2010年代 フランス Rīga Latvia ポストパンク

何が言いたいかというと俺にはポストパンクが全くわからない

フランスのポストパンクはやはり一部界隈においてムーブメントらしい。とは言ってもその音楽性に関する全てのバンドがつながっているわけではないし、シーンが一枚岩であるはずもない。それはどのローカルでも同じである。ただBaton Rouge周辺がポストパンクやガレージ、70’s的な音楽性へと回帰していく流れを見るにこの音楽はその場所で求心力を持ったものになっているに違いない。Cold Waveというキーワード自体「フランスのポストパンク」と言えるのかもしれないし、今そのキーワードへ回帰するということ自体、アイデンティティの見直しという背景はありそうだ。何が言いたいかというと俺にはポストパンクが全くわからない。そしてこのバンドもCold Waveというタグ付けがされながらも、その音楽性はCold Wave 100%であるとは言いがたい。サウンドが匂わす倦怠感、モタついたビートや歪ませすぎて軽くなったディストーション、リバーブがかったその声。冷たく薄暗い中に燃える情熱。氷のエンペラー。

Tracklist:
1. Gone 02:20
2. Lighthouse 02:44
3. Astronomy 04:45
4. Faces Dissolve 04:13
5. It Glows Behind The Trees 04:45
6. Meat And Flies 02:41
7. Long Time Coming 04:19
8. Chimera 02:51
9. I Was A Boy And Not A Statue 00:38