関連タグ: ロシア 2010年代 EMO インディー 青春

ロシアEMO、Bicycles for Afghanistanの2020年アルバムが遂にLP完成!!

US、UK、EUシーンだけが世界だと思っているならそれは間違いだ。俺たちは日本、アジアに住んでいるし、中国、台湾、東南アジアのEMOの盛り上がりは年々増している。無視すんなコラ。でもロシアのシーンは全然知られていない。でも中国シーンやロシアシーンが昨今盛り上がってきているのって音楽だけに限った話じゃないんですよね。
Bicycles for Afghanistanは元々同国の激情Optimus Primeのメンバーが所属していることもあり、ローカルなハードコアの歴史を通過しつつ現代ではポップパンク寄りなEMOを更新していて、しかも引用元がUS/UKに染まってるバンド達とは別の要素が多くて、それが面白い。というのはJ-ROCK的な要素さえ彼らは自分たちのEMOとして消化しているからだ。そんなのありか?と言いたくなる要素は音楽だけなくアートワークでも見受けられ、本作のジャケットも意味不明なセンス。しかし時代の今を更新している奴らのすべてが受け入れられるなんてはずはない。すべてが受け入れられるならそれはもう古い音楽。実際のところ真面目に言うなら、US-EMOの音楽的要素をしっかり影響うけながらも自国ローカルシーンで培ったメロディとサウンドメイクの歴史を体現してる。モスクワではパンクシーンも世代がしっかり更新されていて、彼らのライブには20代の若者達で満員に埋まり、日本では信じられないくらいめちゃくちゃ盛り上がってる。爆発力のある楽曲と哀愁メロディのシンガロングの応酬。

tracklist:
1. Плохой пример / Wrong Example 03:20
2. Воздух / Air 04:01
3. Волчонок / Wolfling 02:56
4. Весна / Spring 05:30
5. Саммертайм / Summertime 04:57
6. Она / Her 04:30
7. Ленивый день / Lazy Day 04:35
8. Прятки / Hide & Seek 03:22
9. Время / Time 05:24