関連タグ: 2020年代 イタリア Italy Brianza

イタリアのバンドはマジでわからない。アートワークなんかも謎の方向性のバンドが多くて、結構想像と全く別のタイプのサウンドが鳴っていたりする。このLa Folliaもそんな感じ。パッと見た感じでEMO/POST-ROCK系かなと思っていたら、ヘヴィなリフ主体のカオティックハードコアだった。これが2020年の作品かよと言いたくなるくらいに、カオティックハードコアなのだ。
ルーツは間違いなく1990年代にあるのだろう、パンク、ハードコア、グランジ、ノイズ、なるほどと思ったのは、同国のGerdaに通じる厭世感であり、世の潮流に対するヘイト成分なのだ。それは政治や社会に対してのパンクの王道とも言える、"世の中に対する怒り"ではなく、アホな行いを繰り返しインターネットに時間を浪費していく自分たち"民衆"、"生活"に対してのものでもある。この世はクソ。それくらいの開き直りがあったほうが気持ちいい。わかるだろう。

tracklist:
1. Nefasto 03:00
2. Radice Feroce 03:55
3. Fossa dei Serpenti 02:38
4. Natura Corrotta 03:37
5. Madre dei Sospiri 03:58
6. Le Falci 02:22
7. Pol Pot 01:01