※ジャケットの端が若干ツメ折れている部分がありますので、予めご了承ください。
な、なんだこの危なそうな人たちは・・・。
テキサスチェインソーでおなじみ危険なテキサス州の危険そうな三人組のセルフタイトル音源。デビュー音源のくせにいきなり見開きジャケットの2枚組LP仕様。Dead To A Dying Worldなど濃厚なリリースを続ける同州のインディペンデントレーベルTofu Carnage Recordsより2012年にリリースされた本作。本当はもっと前に入荷したかったがここのリリース音源は二枚組だったり豪華仕様だったりとレーベルのこだわりが反映されている分単価が非常に高いため躊躇していた。このレーベルの音源は再入荷のタイミングが難しいのお早めにどうぞ。
彼らの音楽ジャンル的にはジャズである。しかしスタバのようなシャレオツカフェで流れる様な類いのジャズではない。そういったシャレオツな音楽にファックユーと中指を立てる人たちの音楽で明らかにクラスト、ブラックメタル、ドゥームといったヘヴィかつダークな音楽に影響されており、ギターの歪みは汚らしくビートも重い。アメリカ先住民的なボディペイントと呪術的なリズムにのせてうねりまくるグルーヴとメッセージ。彼らは歌詞をほとんど持たないがビジュアルとサウンド、存在そのもので現代社会に対して主張しているのだ。音楽性以外にも精神面の部分でTofu Carnageと共鳴する部分があったのだろう。ハードコアのレーベルに彼らの音源が並ぶというだけでもかなり異質だろうが、これ入荷する店舗もジャズの棚に置くのかハードコア棚に置くのか迷う類いのやつだな。
メンバーはギター、ベース、ドラムの3ピースだがベースはアップライトベース、ドラムはヴィブラフォンも演奏している。レコーディングは2010年にライブレコーディングしたもの。
tracklist:
01. Gemini Croquet - 8:11
02. Tranquilidad Alborotadora - 6:52
03. Cis-Lunar Cloudburst - 6:32
04. Molesting Electric Walter - 9:15
05. Pachydermis Funeralis - 14:59
06. Ink Portraits in the Key of Cephalopod - 12:23
07. Peneteka - 7:07