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USオレゴン州のScreamo、To Be Gentleは中々に微妙な立ち位置で表現をしてくる。この2021年にLarry Recordsよりリリースされたセルフタイトル音源は元々は2019年のカセット作品、レコードでのリリースは今回が初ということでピンク盤で限定100枚のExclusiveなやつです。
バンドはすごくリリースが多くて、RAWなやつからガチなやつまであるんだけど、「これやったらダサいのでは?」と思えるようなことも平気でブチ込んでくるし、その代わり普通のEmoやScreamoバンドがやらないような表現もたくさんあって、そのバランスが非常に面白い。つまり間違いもいっぱいするけど実験性があって試行錯誤がここにあるってこと。このアルバムは比較的ガチ目に作ってはいるんだけど、哀愁なしっとりパートにツーバス踏んでくるし、この手のバンドにしては全然金属的じゃない暖かい音だったりと結構めちゃくちゃなんだけど異様に統一感はあったりする。「優しくしろよ」っていうバンド名もよくわからない。それがSkramzだってことなんだけど。
ところで「Road to Himeji」という曲があるんだけど、なんだか山のこととか歌っていて、もしかしてKugurido影響下だったりするのか?

tracklist:
1. Understanding Healing 02:15
2. All the Things I Was Too Scared To Say 02:53
3. We Build Our Castles In the Air 04:12
4. Du Sang 06:37
5. Road to Himeji 03:00
6. But a Sound 01:31
7. Tender Green 04:37
8. An Amputation 04:22
9. That Which Is Safe 03:20
10. The Hand That Rests On My Shoulder 04:52
11. One Day We Will No Longer Hurt 04:56
12. To Be Gentle 02:48