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TJLA FESTにも出演が決定しているシカゴ出身のドゥーム・スラッジ、DISROTTEDと国産スラッジ・グラインド SU19Bのスプリットアルバム、2015年作品。
収録曲はDISROTTEDが1曲、SUが3曲の計4曲だが収録時間は43分という十分なボリューム。DISROTTEDが収録している曲だけで1曲29分だまったく何を考えているんだ。素晴らしい。ロングセットの地獄ドゥームは宗教的な荘厳さ、神秘性のようなものを纏っていく。それは修行僧が苦行の果てに悟りを得るのとも似ている。人は苦行の果てに光を見るらしい。潜った闇が深いほど、痛みが強いほど、解放された瞬間に得る光には恍惚感が伴うそうだ。本当かどうかはこのドゥームを聞いて確かめてほしい。
SU19Bのほうも相変わらずの暗黒ブラッケンドグラインド、プリミティブな音質と空間系エフェクトを駆使したボーカル、歪み過ぎとも言えるギターサウンドは混沌を生み出しているようで1stアルバムで見せた世界をさらに深い闇で描こうとする。。モダンなサウンドとは無縁な、永遠に洗練されることはなさそうな荒々しい彼らの音は、国内で見渡す限り誰にも似ていない音だ。安易には近づけない、こちらもDISROTTEDとは別の神秘性がある。

tracklsit:
1. Infernal Despair
2. The Sun Burns Black
3. Shortage of Oxygen
4. No One Is Immortal