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Primitive Manは『Scorn』やHexisとのスプリットなど結構初期から入荷しているのですが、別に3LAはスラッジやドゥームな音楽をガンガン取り扱うというわけでもない。だけどPrimitive Manは何か惹きつけるものがずっとある。2022年の最新作はClosed Casket Activitiesからのリリースとなったけれど、やはり未だに彼らの音には惹きつけられるものがあると感じる。

『Scorn』やHexisのスプリットが出ていたのが2013年とか2014年とかの時代だったが、当時は当時で最悪だと思っていたのだけれど、振り返ってみれば今ほど最悪な時代でもなかった。ヘヴィメタルがある種の癒しとして我々の心を落ち着かせてくれるのは何故なのか、と考えるとそこに嘘がないことだと思う。まぁこれ自体が嘘なんだけど、それでもこの世の全ての醜悪さを描き出したかのような絶望的な轟音、そして怒り、息の詰まるような重さ。それらがこの現代という時代に皮肉をもって寄り添ってしまうという事実。この絶望感を感じているのは君一人じゃない、とでも言うかのような(実際には言ってないので注意)、いかつい手を差し伸べてくれるこのオッサンミュージックには下手なポップスよりもよほど心を落ち着かせてしまうものがある。メタルは世界最高の音楽。レコード買うしかない。

tracklist:
1. This Life 12:24
2. Boiled 07:17
3. Cage Intimacy 11:02
4. Quiet 07:44