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限定100枚リリースのToBeGentleの2022年作、むちゃくちゃ限定盤のSkramz。
バンドはすごくリリースが多くて、RAWなやつからガチなやつまであるんだけど、「これやったらダサいのでは?」と思えるようなことも平気でブチ込んでくるし、その代わり普通のEmoやScreamoバンドがやらないような表現もたくさんあって、そのバランスが非常に面白い。つまり間違いもいっぱいするけど実験性があって試行錯誤がここにあるってこと。作品毎に結構性格の異なるレコードを作っているのだが、本作はタイトル通り「痛み」をテーマに持ったコンセプトアルバムとなっている。その痛みとはもちろん内面も外面も両方。
曲に関しても、ネオクラスト的手法が濃いのが特徴で演奏自体はかっこいいのだが、とにかく音がショボいのでこのショボさの解釈が問われる。ディストーションが控えめでどう考えてもそこはもっとギンギンに歪ませるでしょ?っていうブリージミュートもクランチサウンドで押し切ってしまうあたりにこのバンドの魅力がある。謎。しかし通して聴いていくとそれでいい気がしてくる。玄人向けSkramz。

tracklist:
1. I am Unafraid 04:30
2. A Thousand Words 02:56
3. Radiator Tubes 00:38
4. Impulses 04:25
5. Miasma 05:32
6. Hell is Real and it Rots in My Brain 07:18
7. Wounded 05:50