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フィンランドの都市ユバスキュラから登場した新バンド、Alasの2022年1stアルバム。
灰色の世界を表したジャケット、無色透明なクリア盤、それらは冬を表してはいるが同時に人々が否応無しに閉じ込められたコロナの時代も暗示している。『Uusi Vuosi』とは新しい年、新しい息吹のポジティブなエネルギーをしたためた作品となっており、時代背景は灰色でもそこにあるサウンドは明るくカラフルなものになっている。激情ハードコアではないSkramzという感じで、母国語で歌われる音の響きも含めて今のバンドの音なのだと確信させてくれる。つまりはギターロックであるという言い方も出来るかもしれないが、クリーンなギターサウンドをかき鳴らしながらも演奏自体はScreamoであり、古くは北欧激情の要素もあるのかなと思ったりもするけど、思い返してみるとフィンランドからこの手の音のバンドはほとんど登場していないことに気づいたりもする。良い流れな気がする。

tracklist:
1. Uusi Vuosi 02:27
2. Odottavan Aika 03:32
3. Ristiaallokko 02:38
4. Pantomiimit 03:44
5. Kaikki On Sees 03:08
6. Muisti On Oikukas Kone 03:32
7. Syysjää 03:32
8. Niin kuin mekin nyt 05:10