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Glutamic Acid / Twolow (CD)

  • 1,800 18 Pt )


Bf2氏によるレビューです。
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『リフ、入れますか?』
「リフ、ビート、マシマシで」……

かつて、オルタナティブ・ロックやラウド系といった大雑把なサウンドスティーロの括りが存在したが、現在それらの言葉は、死語もしくは都市伝説と言っても過言ではないぐらいに風化してしまった。それだけ現在のロックにおけるサブジャンルを表す言葉は細分化されている。その、かつてあった大雑把な括りの中でも、更に深くドープなスティーロを、ここ日本で現代にアップデートし体現しているのが、地下音楽界隈では既に名の知れた存在であろう(この辺りは私よりも皆さんの方がご周知のはずだ)、無類の二郎(ラーメン二郎)中毒者三人によるバンド、Twolowである。今でこそ、知る人ぞ知る存在であるバンドと思われるが、この度ドロップされたアルバム『Glutamic Acid』にて様々なシーンに衝撃を与えることは間違いないだろう。それほどに本作は、凄まじい完成度と、今の時代にこの音を鳴らすからこそのフレッシュネスを放出している。
技巧派的なベクトルとは真逆な、変則ながらトータルでシンプルなロックとして機能する、タイトかつダイナミックなドラムビート。ファットかつラウドにうねる、強靭なグルーヴを放つベース。音色的な意味ではなく構造的な面でメタリックでありながら、所謂ヘヴィメタル(又は付随するメタリックなハードコア等)とは異質なストイシズムとテンションで、ひたすらリフとノイジーでエモーショナルなフレーズを叩きつけるギター。ギアシフトしていくようなリフの連続性、独特なタイム感と綿密に練られた曲構成はHelmetを。ドゥーミーかつグルーヴィーな展開やメタリックなリフのセンスは、時折初期16を思わせる。ロードローラーでジワジワとゆっくり潰されていくような、スラッジーに引き摺られる部分はUnsane的でもあるし、ドライでダークなテンションはToday is the Dayを連想させる。そんな、Amphetamine Reptile辺りの音源等を貪り聴いていたような激音ディガーが歓喜するスティーロを、あくまで現代的に、しかもキャッチーに鳴らしているのが本作の素晴らしい部分であり、その一旦を水谷氏のヴォーカルから滲み出るジェイムズ・ヘットフィールド(Metallica)のヴァイヴスが担っているのではないかと私は思ったのだが、いかがだろうか?また、生々しくも硬質、ファットでありながら過剰なリヴァーブは皆無な、ソリッドなプロダクションも迫力満点だ。今現在、このようなヘヴィロックをプレイするバンドを私は知らないし(いたらきっと気に入るので教えていただきたい)、それを懐古主義的なムードを一切なく鳴らし切っているのは見事としか言いようがない。これはメタルじゃない…これはハードコアではない…そういった了見が関与する余地がない、この最高なロックミュージックに身を委ね、我々は頭を振るしかないのだ。そんな風に思える傑作である。
最高の職人たちによる極上のラーメン、バンド名がそうであるように、喰い残すなどギルティでしかないのだ。

《baf2 / 神奈川KILL民ズ》
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tracklist;
1. Turning On
2. Savagely
3. Lost In
4. Article #9
5. Dead Man Working

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