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スペインのポストパンク / 破壊と再構築、その到達点はシンプルでミニマル

スペインのポストパンク、来日公演も観にいったけどめちゃくちゃかっこよかった。リリースインフォにも明確に記載されているんだけど、ポストパンクと言っても色々あるし定義も難しいのだが、このバンドはポストパンクの原点回帰的なところもあるし、曲も演奏もかっこいい。加えて言えばビジュアルもめちゃくちゃカッコよかったのが良い。ルッキズムだなんだの言われてもやっぱりパンクバンドは見た目がかっこいい方が断然に良い。実験的な要素、ジャンル横断的な冒険心はポストパンクに欠かせないが、ダブ的アプローチ、もっと言うなれば人間の本能的な感覚へ到達すべき信号、ビートへの枯渇、踊らせること、そこに焦点をあてている。だからこそ脱構築/破壊的アプローチがあり、そして再構築の過程がある。その到達点はシンプルでミニマル。究極的にはポップと呼べるものかもしれない。2016年作だけどクラシック的輝きがある。

tracklist:
1. Dalej 03:24
2. 1000 Spektakli 04:46
3. Wiatr 03:50
4. Kulminacja Oddzielenia 04:02
5. Krajobraz 02:50
6. Raz Dwa 04:07
7. Nierealne Realne Społeczeństwo 05:00
8. Na Ten Czas 05:28
9. Pasaż 02:28
10. Fragmenty Świata 04:23