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vanellopeの2015年アルバム、500枚限定盤CD。
「ボーカル、ベーシスト、ドラマーと相次いだ脱退の中で活動を終える事も考えた中、継続の意志で表現したのが今作であり、ベーシスト不在の中で電子音も積極的に取り入れ...」って感じでコメントされていた通り、音楽性としては100%バンドサウンドというわけではないんだけれど逆にこの感じはかなり良い。音楽的にもエモなのかもしれないが、バンドの状況的にもエモだ。やはりエモはこうでなくちゃいけない。
不自由な状況下をなんとかゴールにたどり着こうとする中での試行錯誤なのかどうなのか、それはわからないのだがやっていることは極めてシンプル、という答えを出していてメロディはポップ、音数も少なくスッキリしている。脱力した雰囲気の和製シューゲイズエモっていうのもなかなか他にいない。人生観滲み出ちゃってる系の枯れたサウンドと、青春の残りカスのような甘酸っぱさも感じる浮遊感のミックス、その夢見心地感が気持ちよすぎる。

tracklist:
1. Intro
2. Twilight Sad
3. Sunshine State
4. This Is My Lesson To You
5. Gate
6. Stranger
7. Stud City