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全世界のSkramzエリートは本作を買うしかありません。2022年、まさかのCity of Caterpillar新作です。
私自身、先行トラックやサブスク解禁後も試聴ほぼしてない状態に自身を制限しフィジカル購入するまで我慢していたのですが、近年の大御所バンド再結成後のアルバムに対する不安感を完全に払拭する素晴らしいアルバムだと思いました。もちろん彼らの活動期間でリリースされている楽曲やその当時のテンションだったりというのはあの時だけの特別な感覚だったと思いますが、それでもアルバムを作るだけの理由はここには存在しているよなと信じさせてくれる激情ハードコアの姿勢がある。サウンド面は当時の感覚とは音の詰め方が違うので1st期との違和感が当初は付き纏うが、だんだん馴染んでくると楽曲や演奏との相性的には本作はこれで良い。楽曲的には後期pg99的な怪しさがあったり演奏に大人な感じがあったりと、まぁこれだけ書いてしまうと「やっぱり不安だよ」って印象になってしまうかもしれないんだけど、リスナーを深いところに連れて行くCity Of Caterpillarの激情解釈は依然として存在していて、焼き直しではなく今の表現でもう一度詰め直したって感じがして良い。アルバム一枚通しての表現なんてもう時代遅れだろう。それを本気でやってるかっこいいおっさんの意地。待望のレコード入荷です。

tracklist:
1. Thought Drunk 08:16
2. Paranormaladies 03:33
3. Decider 04:29
4. Mystic Sisters 07:02
5. Manchester 04:35
6. Voiceless Prophets 06:42
7. In the Birth of a Fawn 02:57
8. Ascension Theft… (Gnawing of the Bottom-Feeders) 07:50