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スプリットシリーズ第4弾、東京のbiliardoとUSフィラデルフィアのPyreのスプリット作。
90-00年代を懐古する趣のあるシリーズだけに、フィジカルの仕様や音のほうもそのような統一感があるが今作はちょっと変化球なのかもしれない。pyreはそういった当時の空気感のあるエモで、東京はbiliardoでこちらのバンドの音は2010年代を回ったとにリバイバルしたSkramzの流れを汲んでいて、日本的なものがある。が、本スプリットシリーズを重ねて聴いていくうちに、スプリットの2バンドの繋がりというところがまだ自分の中でだんだん整理がつかなくなってきてしまったのが正直なところだ。pyreのエモにはフィラデルフィアから登場したエモリバイバルバンド等に通じる牧歌エモ感とScreamoが合体している様があるし、そういう意味ではbiliardoのほうも日本という独特な土壌の中で育ったエモはある。まぁ、簡単には消費できないっていうのがこのジャンルの核でもあるし、何を見出すのかは自分次第。思い切り間違えて、前へ進め。

tracklist:
1.pyre - 3416
2.biliardo - song3
3.pyre - dove takes flight
4.biliardo - halt
5.pyre - unforgiven 7
6.Biliardo - 啓蟄/the day the insects awaken