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アメリカのインディーフォーク/SSW、Gia Margaretの2023年新作アルバムはJagjaguwarからのリリース。

デビューアルバム「There's Always Glimmer」(2019)では、その美しくも影のある歌声で聴くものを魅了し、2作目「Mia Gargaret」(2020)では、病により歌うことができず、99%インストゥルメントなアンビエント作品を作り上げ、この作品もまた名盤とされている。そして3年後の2023年にリリースされる「Romantic Piano」は、ピアノとエレクトロニカが溶け込むように混ざり合い空間の中で音が弾けていく素晴らしい作品。レーベルインフォメーションのなかではインフルエンスに高木正勝が挙げられているが、haruka nakamuraのような心に寄り添ってくれるような温かさや、Heliosのような情景を脳裏に想像させるようなエモーショナルな部分もあると強く感じた。

きっとGia Margaretのすべてのファンが待ち望んだであろう新作アルバム。美しいピアノサウンドと絶妙にマッチするフィールドレコーディングはもちろんだが、静かな中にも力強さを感じる歌声にも是非耳を傾けてほしい。

間違いなく2023年のベスト作品であると断言しておきます。

tracklist:
1. Hinoki Wood 01:34
2. Ways Of Seeing 02:28
3. Cicadas 02:14
4. Juno 02:00
5. A Stretch 01:39
6. City Song 03:42
7. Sitting at the Piano 00:30
8. Guitar Piece 01:52
9. La langue d'lamitié 03:11
10. 2017 03:43
11. April to April 01:47
12. Cinnamon 01:58