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熊本のFuturinaというバンドと、USシアトルのElliot GreenというSSWのスプリット作。本作はFemale Voのスプリットというコンセプトがあるのだろうか。
Futurinaは初のフィジカル作となるらしい。90'sエモの引用もあるんだろうけど、日本語フォークの、つまり歌謡的な部分を合わさった音楽性があって、エモおじさんにウケそうなんだけど、そこには見つからずに若いリスナーに見つかって欲しい音楽性を持っている。「NAVAROで出会った4人が、ここではないどこかを夢見るVo./Gt.リナの未来を救うため、熊本市中央区黒髪の河川敷にて結成」とリリースインフォに書いてあったんだけど、意味がわからなかった。
Elliott GreenはUSインディーの系譜にあると感じる。レーベルインフォにはJulien Bakerの文字もあったけれど、ギターの開放弦の響きと共に暗めのメロディを乗せていく様は良さがある。こちらもやっぱりフォークなんだと思うんだよな。Phoebe BridgersやNatalie Evansなどにも通じる、エモよりももっとフォーク的な響き。そして日本とUSのフォークはそれぞれ、ベースにあるものが根本が異なるということを改めて感じることになったスプリットでした。

tracklist:
1. Futurina - west
2. Elliott Green - blackout
3. Futurina - park avenue
4. Elliott Green - towns and citie
5. Futurina - sugarcoat