Cave Inの2019年リリース、CD盤買えます〜。
※リリースインフォより
2018年2月、ケイヴ・イン(Cave In)のメンバーはボストンのリハーサル・スペースに集まり、次のアルバムに向けた素材作りに取り組んだ。前作『White Silence』のリリースから約7年が経っていた。しかし、彼らは次作にふさわしい作品を作るため、オフもリハーサルも几帳面にこなしていた。その間に、ギタリスト/ヴォーカリストのスティーヴ・ブロツキーはプログレ・メタル・パワー・トリオのミュートイド・マンを、ドラマーのJ.R.コナーズとギタリストのアダム・マクグラスはサイケ・パンクのノマド・ストーンズを、ベーシストのケイレブ・スコフィールドはシミリアン・ロックのスーパーグループ、オールド・マン・グルームと自身のバンド、ゾゾブラで忙しく活動していた。ケイヴ・インと週末中ジャムった後、ケイレブはトラックに乗ってニューハンプシャーに帰った。バンド仲間たちが彼に会うのはこれが最後だった。
元々はデモとして制作された『Final Transmission』は、8年ぶりとなるCave Inのアルバムであり、全曲に参加しているケイレブとの最後の作品となる。Final Transmission』では、ケイレブの音楽的、肉体的な声がいたるところで使われている。オープニングのタイトル・トラックは、彼がバンド・メンバーに最後に会ったときに送った曲のアイディアのボイス・メモだ。「彼の声を聞くと、ちょっとうんざりするんだ」とアダムは今日語っている。「実際、彼からこの曲をもらったときは驚いたけど、僕たちはそれが素晴らしいと思ったんだ。それで終わり。変な言い方だけど、僕らの関係はこれで終わったんだ」。
ケイレブはアルバムの残り8曲のうち6曲でベースを、残りの2曲でギターを弾いている。『Final Transmission』をざっと聴いただけでも、2000年にブレイクした『Jupiter』のきらびやかなスペース・ロックから『White Silence』の切り裂くようなメタル・メロディーまで、過去のケイブ・イン時代を垣間見ることができる。この方向性は、ケイレブが主導したものだ。「デモについてのメールのやり取りを振り返ってみると、ケイレブは全体をどうナビゲートするかについて、実に明確な見解を持っていた」とスティーヴは明かす。「彼は、スペーシーで、ヘヴィで、ちょっと奇妙で、でもメロディとフックがとてもきれいなものをとても気に入っていた。彼は、自分たちがいつも得意としてきたこと、同時代のバンドとは違うものを受け入れるように促してくれたんだと思う」。
Final Transmission』の収益の半分は、ケイレブの妻と子供たちに贈られる。「このレコードを手にして本当にラッキーだと思う。「大好きだけど、聴くのは好きじゃない。いずれは聴くと思うけど、今は難しい。彼の演奏を聴くだけで、僕は死にたくなる。彼がいなくなるのは永遠に寂しいよ」。
tracklist:
1. Final Transmission 02:02
2. All Illusion 03:35
3. Shake My Blood 04:16
4. Night Crawler 03:12
5. Lunar Day 02:22
6. Winter Window 04:40
7. Lanterna 03:54
8. Strange Reflection 04:06
9. Led To The Wolves 03:12
10. An Illusion (Demo) 03:13