SWARRRMとのスプリットが良かったんで次のスプリットも良いに違いない。それなら過去作も一緒に入荷させていただこう、という思いにより入荷したKANDARIVAS。本作は2021年リリース作で、インフォでも触れられているとおり、これまでの他音源とは違ったバイブスがあるが誰しも影響を免れなかった時代の記録としても重要になるかと思う。
※リリースインフォ
東京下町・神田結成、和太鼓を取り入れたエクスペリメンタル・トライバルグラインドコア。バンドリーダー、トモキがコロナ禍において彼の本業でもある外科医として、医療現場で感じた危機感、病院に送られてきた死体袋、感染の恐怖などを楽曲に向けて吐き出し、制作されたコンセプトアルバム。
アルバムジャケットでは彼自身の血液を抜き取り、ゆっくりと凝血しひび割れていく過程を写真に収め、コロナ禍で社会が不安と恐怖に取り込まれ崩壊していったさまをメタファーとして表現。また日本語歌詞にも拘り、ミュージシャンそして医師としての言葉が綴られ、アルバムのラストは「死体袋」と題された曲で終わる。これまでのKANDARIVASの音源とは違った緊張感に満ちたアルバムに仕上がった。またこのレコーディングを最後にドラムのOnoboneが脱退。楽曲だけでなくバンドとしても転換期となる重要な1枚。
2021年13曲収録。
tracklist:
1. 暴露 - bakuro 02:31
2. 加速する病勢 - kasoku suru byosei 00:23
3. ナノの増殖ミクロの繁殖 - nano no zoshoku micro no hanshoku 00:39
4. 滲み出て滴る - shimidete shitataru 00:26
5. 生と死の臭い - sei to shi no nioi 00:19
6. ぐちゃぐちゃの唄 - gucha gucha no uta 00:37
7. 骨髄脆弱 - kotsuzui zeijyaku 00:23
8. 骨破壊浸潤(顔を出す癌腫) - kotsuhakai shinjun (kao dasu ganshu) 02:13
9. 断端瘻-dantanro 02:06
10. 僕の血痕 - boku no kekkon 01:16
11. 薄れゆく記憶と脳の溝 - usureyuku kioku to no no mizo 00:42
12. 静まる生命-shizumaru seimei 02:46
13. 死体袋-shitai bukuro 03:34
