前作3rd収録の"池袋サンシャイン"や"碇シンジ"でScreamo界に衝撃を与えてからの最新2024年アルバム。
初期の激情ハードコア感はほとんど消滅しておりRAW激情を期待する聴き方ではもうついていけないと思うが、激情やEMOの先まで行ってしまった人達の開拓する"その先"ではエモがエレクトロニカやシューゲイズ、邦ロック的なギターロックと交錯していく問題作。US激情やSkramz勢とは一線画するスペインエモの境地。アートワークに表現される「空」は絵に描いた空論なのか、それとも積み上げられたコンテナの向こう側へ踏み出せばそれが確かめられるのか?
/// リリースインフォ
「天空の歌集」と名付けられた本作は前作から4年の間に彼らの人生を占めていた精神性や愛、創造的プロセス、そしてロック・バンドの一端であることの永遠のノイローゼと向き合った葛藤の証。美しい眺めを意味する前作の虹が地平線上にある手の届かないものだとしたら、本作はその虹を横切った先に見えた様々な空のコラージュであり、従来のサウンドに加えてフラメンコをベースにしたアンダルシアロック、アコースティックやエレクトロニカ、ラップをフィーチャーするなど、これまで以上に多彩な表情を持つ作風となっている。バンドが立ち上げた自主レーベルFueled by Salmorejoとの共同リリースで初回盤のみ日本語帯付仕様。
tracklist:
1. Vernissage 03:43
2. Chéjov y las Gaviotas 02:30
3. Nana de la Luna Pena 03:42
4. Ranchera de la Mina 02:05
5. El Cristo de los Faroles 03:52
6. Gemini 02:24
7. Elena Observando la Osa Mayor 03:38
8. Un Tragaluz II 01:16
9. Jupiter and Beyond the Infinite 03:55
10. Saturno Devorando a Su Hijo 03:25
11. Perfect Blue 04:00
12. Un Tragaluz 03:19