2022年の"Prisons imaginaires"は傑作だった。本作はそれよりもバンドの初期にあたる時代の作品群を収録したコンピレーションアルバムとなる。デモやスプリット、シングルなどを収録しているが最新作のサウンドとは異なる、もっとRAWなストリートパンクの表現があると言える。
ストレートはOi!パンクのスタイルから徐々にダークさを深め、ポストパンクと融合し独特のオリジナリティを醸し出すようになるが、そのキーワードの一つは「アメリカの影響」からの脱却であり、自分たちの街を、自分達のカラーを、それが何かという表現に帰結している。既にバンドメンバー自体が若い世代ではないこともあり、表現の根底に流れる一種の諦めが彼らの表現により深いリアリティを与えている。
tracklist:
1. Une Vie Pour Rien 02:25
2. Brest La Grise 01:07
3. Recouvrance 02:18
4. A Coup De Gegene 01:39
5. Que Dalle 01:54
6. Cercueil d'Acier 01:14
7. Desert Urbain 02:58
8. Pas Besoin De Toi 01:33
9. Contre Vents et Marees 02:50
10. Seul Contre Tours 02:17
11. Chaque Jour 02:23
12. Traitre 01:07
13. A Feu Et A Sang 03:11
14. Dans Les Rues La Nuit 02:24
15. La Rouille Du Quotidien 02:55
16. Pulsions Electriques 03:25
17. N'oubile Jamais 01:51
18. Le Condor de la Rade 02:24