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US激情、Frail Bodyの2024年作はイントロからのトレモロ&ブラストによりポストブラック化したのかと一瞬思ってしまうほど。
初期はもう少し荒目な激情だったと思うんだけどDeathwish特有の洗練された音へと移行したのが前作『A Brief Memoriam』、Emo/Screamoに囚われず「ロック感」を前面に出したと感じたが本作ではその方面を推し進めつつポスブラ感が増したようなニュアンス。個人的にはもっと激情感マシマシしていって欲しい気持ちもあったんだけど、というかサウンド的に"Deathwish感"がどんどん強くなっていくことで相対的に失われていく部分のほうにEMO味があったような気がする。逆に言うなら、激情的なポストブラックが大好きな人にはめちゃ良い音になっているとも思う。前作が個人的体験として身近にあった「死」がテーマに色濃く反映されていたモノクロのイメージだったが、本作アートワークは花束の生的なものという対比はあるのかもしれない。

tracklist:
1. Scaffolding 03:30
2. Berth 01:44
3. Critique Programme 05:38
4. Devotion 06:21
5. Monolith 02:31
6. Refrain 02:43
7. No Resolution 04:07
8. Runaway 04:09
9. Horizon Line 02:52
10. Another Year Removed 02:13
11. A Capsule In The Sediment 04:49