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予約ページ作るの忘れてたわ。
日本語ロックの歴史のレジェンダリーな存在、BLANKEY JET CITYのオリジナル・アルバムが全作品アナログ化されるということで全部取り扱うつもりではないのですがいくつか個人的に思い出深い印象的な作品を取り扱うことにしました。

世代的には90年代後期の作品のほうがリアルタイムではあるのですが、ライブのセットリストにも定番の曲もあったりして後追いでこの『BANG!』や『C.B.JIM』は結構聴いていました。90年代は日本の音楽業界はバブリーな時代でして、同時代のヒットチャートはもっと歌謡曲チックであり、楽観的な世相を反映した恋愛ソングが主流でした。そんな中で「イカ天」から登場したブランキーの芸能感の無さは当時の我々にとっては十分過ぎるほど生生しいロックンローンではあったと思います。いま聴いても、3ピースバンドのかっこよさみたいなものが感じられる録音だと思う。あとは不良性みたいなものも大きかったと思う。決して音だけでみんな聴いてたわけじゃない。

今改めてこのアルバム聴いてみると、当時は「わかんねえな」と思っていた歌詞が、大人になってさらによくわかんなくなってるという感覚がある。洗練とか関係ない感じで、逆にいうと今のロックの歌詞は耳障りが良すぎて自然すぎるんだろうなって思えて、浅井健一の声質の独特さも相まってかなり面白い。彼らの聴いていたであろう、いわゆる"洋楽"がベースになっているけれど日本語のロックとして、やっぱ何言ってんのかわからねえ感と独特の声、っていうのが印象的なのですわ。楽曲タイトルも独特センス。
このアルバムの演奏、録音のシンプルさが良い。っていうか音も良過ぎる。

Disc 1
A1.RAIN DOG
A2.冬のセーター
A3.SOON CRAZY
B1.ヘッドライトのわくのとれかたがいかしてる車
B2.絶望という名の地下鉄
B3.とけちまいたいのさ
Disc 2
C1.★★★★★★★
C2.クリスマスと黒いブーツ
C3.Bang!
D1.ディズニーランドヘ
D2.2人の旅
D3.小麦色の斜面